徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(平成31年)3月4日 月曜日 徳洲新聞 NO.1174 三面

医療法人徳洲会
札幌徳洲会訪看ST開設
在宅療養をサポート

医療法人徳洲会は札幌徳洲会訪問看護ステーション(訪看ST)を2月1日、札幌徳洲会病院内にオープンした。地域の医療機関に入院する患者さんが治療を終えた後、安心して在宅療養に移行し、住み慣れた自宅での生活を継続できるよう訪問看護サービスの提供に尽力していく。

札幌徳洲会訪看ST の荒木所長(右)と髙橋磨璃絵看護師 札幌徳洲会訪看ST の荒木所長(右)と髙橋磨璃絵看護師

これまで札幌病院の近隣に立地する訪看ST徳洲苑しろいしが、地域の在宅患者さんからの訪問看護の依頼に対応してきたが、“患者さんを在宅に帰す”という国の大きな方針の下、今後ニーズの増加が見込まれることから、新たに訪看STを院内に開設した。訪問対象エリアは半径10㎞圏内。

札幌徳洲会訪看STの荒木礼子所長(看護師)は「同院は満床になることも少なくありません。入院の必要がある患者さんをひとりでも多く受け入れるには、状態が安定し退院可能な患者さんの在宅復帰を推進すると同時に、退院後の在宅療養をサポートする訪問看護の充実が欠かせません」と力を込める。

徳洲会グループが2018年秋以降開設した訪問看護ステーション

名称 所在地 開設年月
鹿児島徳洲会訪問看護ステーションみずほ南谷山支所 鹿児島県 2018年10月
東京西くじら訪問看護ステーション 東京都 2018年11月
湘南藤沢訪問看護ステーション寒川支所 神奈川県 2018年11月
武蔵野徳洲会訪問看護ステーション 東京都 2018年12月
湘南厚木訪問看護ステーション 神奈川県 2019年1月
札幌徳洲会訪問看護ステーション 北海道 2019年2月
愛心訪問看護ステーション葉山支所 神奈川県 2019年2月

(2019年2月時点)

急性期治療後に回復期リハビリテーション病院や療養型病院、介護老人保健施設などに入る患者さんもおり、すぐに在宅復帰できる患者さんばかりではないが、地域の高齢者支援の窓口となる地域包括支援センターや診療所への訪問活動を行うなどして、徐々に登録患者さんを増やしていきたい考えだ。

訪問看護を提供している患者さんの一例として、脚にまひ症状のある40歳代女性患者さんのケースでは、訪問時には脚の潰瘍の洗浄や軟膏の塗布、脚のむくみを解消するための弾性包帯の交換、入浴介助などを実施。週3回訪問している。

また、褥瘡(じょくそう)治療が終わる前に自宅退院を希望し、在宅療養に移行した80歳台男性患者さんのケースは、ガーゼ交換など褥瘡ケアを行うために、毎週金曜日以外は患者さん宅を訪問している。ふたりの患者さんとも、以前、札幌病院に入院していた患者さんだ。このほか、日常の健康管理をメインとして週1回程度、訪問している患者さんなどもいるという。

グループ初の支所も開設

患者さんの在宅療養を支援 患者さんの在宅療養を支援

徳洲会グループは患者さんの在宅生活を支えるため、昨秋以降、訪看STを立て続けに開設。グループで初となる支所(サテライト)の開設も手がけた。

2018年10月には鹿児島徳洲会訪看STみずほ南谷山支所を開所。以前は南谷山訪看STだったが、鹿児島徳洲会病院内の訪看STみずほとの事業統合にともない開所することになった。

翌11月には東京西徳洲会病院敷地内に東京西くじら訪看STがオープン。同月、湘南藤沢訪問看護ST寒川支所(神奈川県)を開設。その後も、12月、武蔵野徳洲会病院内に武蔵野徳洲会訪看STを、19年1月、湘南厚木病院(神奈川県)内に湘南厚木訪看STを開設。札幌徳洲会訪看STと同じく2月に愛心訪看ST葉山支所(神奈川県)をオープン。昨秋以降で7事業所を新たに構えた。

国は団塊の世代が75歳以上となる25年をめどに、重度の要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい生活を最期まで続けられるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する地域包括ケアシステムの構築を各地で目指している。訪看STは同システムの重要な一角を担うサービスだ。

訪問看護ステーションとは

利用者さんの自宅に看護師などが赴き、療養上の世話や必要な診療の補助といった看護サービスなどを提供する事業所を指す。開設するには人員基準(看護師、准看護師、保健師を常勤換算で2.5人以上配置)などを満たし、都道府県知事から介護保険法に基づく「指定居宅サービス事業者」の指定を受けることが必要。1992年に制度化。

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