徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)7月2日 月曜日 徳洲新聞 NO.1140 三面

中部徳洲会病院
病病・病診連携に力
中部地区泌尿器カンファ

泌尿器科領域の症例をもち寄り発表、検討 泌尿器科領域の症例をもち寄り発表、検討

中部徳洲会病院(沖縄県)は5月31日、中部地区泌尿器カンファレンスを開催した。泌尿器科領域に関して同県中部地区の病病・病診連携の推進が目的。8年前ほど前から開催しており、現在、7病院3診療所が参加している。中部徳洲会病院からは大城吉則・副院長兼泌尿器科部長、島袋浩勝・泌尿器科部長、上間南海子・泌尿器科医師、田中慧・泌尿器科医師が参加。

カンファレンスは参加施設がもち回りで、奇数月の原則第3木曜日に開催。各施設の泌尿器科医がもち寄った症例の検討を通じ、情報を共有して知見を深めたり、顔の見える連携関係を強化したりする機会にしている。

この日は2症例の発表があった。1例目は田中医師で、右腎盂(じんう)腫瘍、大動脈リンパ節転移、下大静脈腫瘍塞栓を認めた70歳代の女性患者さん。GC療法(ゲムシタビンとシスプラチンという抗がん剤の2剤併用)を2コース(1コース4週間)終えた時点で腫瘍が縮小したものの、4コース後には増大。薬剤を変更し、免疫チェックポイント阻害薬であるペンブロリズマブの投与を開始した。

「3コース(1コース3週間)終えて右腎盂腫瘍は不変だったものの、大動脈リンパ節や下大静脈腫瘍塞栓の縮小を認めました。現在、4コース目を投与しており経過を観察中です」

続いて、沖縄県立中部病院泌尿器科の豊里友常医師が発表。脳転移のある左腎腫瘍の症例。分子標的薬などが奏効しなくなったため、免疫チェックポイント阻害薬のニボルマブを開始した。脳転移には放射線治療(ガンマナイフ)を実施。参加者は治療方針などについて意見交換を行った。

今回、発表した田中医師は4月に入職した5年目の医師。「顔の見える関係を築く大切な機会として今後も参加していきたい」と抱負を語った。他の参加者は「患者さんを紹介する際には他施設が取り組む治療法を知っておくことが重要ですので、カンファレンスはとても役に立っています」。

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