ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2018年(平成30年)6月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1138 四面
全身の健康状態に関係すると言われ、耳目にする機会が増えてきた腸内フローラ(腸内細菌叢)。腸内環境が悪いとスムーズな排便が難しくなり、その状態を放置しておくと体全体に影響を及ぼします。そこで今回はヨーグルトや寒天を用い、手軽に腸内環境を整える効果が期待できる一品を紹介します。腸内環境をきれいにしてくれる善玉菌を増やすには、ヨーグルトや発酵食品に含まれる善玉菌と、善玉菌のエサとなる食物繊維が豊富な食品を一緒に摂り、善玉菌が住みやすい環境を整え増殖を助けることが大切。善玉菌のエサになるのは食物繊維のなかでも海藻類などに含まれる水溶性食物繊維です。善玉菌と水溶性食物繊維の両方を含み、暑い季節にもぴったりのサラダで腸内環境を整えましょう。
ベビーリーフ… 30g | ||
レタス………… 20g | ||
オレンジ……… 1/3個 | ||
キウイフルーツ… 1/4個 | ||
乾燥糸寒天… 1g | ||
A |
ヨーグルト(加糖)… 大さじ1.5 マヨネーズ… 大さじ1 ポン酢……… 小さじ1 塩・コショウ… 適量 |
Step.1 レタスは一口大に切り、オレンジは薄皮を取り除いておく。キウイフルーツは縦半分に切り、5㎜~1㎝幅で切る。
Step.2 乾燥糸寒天を水につけて戻す。
Step.3 ベビーリーフと Step.1 で大きさなどを整えた材料を器に盛り付け、水で戻した糸寒天を載せる。
Step.4 Aを混ぜ合わせたヨーグルトソースをかける。※上掲の写真は飾り付けにキウイフルーツを花型 に整形し、ニンジン、ラディッシュを使用。
松原徳洲会病院(大阪府)栄養科の(左から)山口奈美・管理栄養士、杉田幸洋・管理栄養士
ホウレンソウやブロッコリー、キャベツ、リンゴ、バナナなど、お好きなものを入れていただいても美味しくできます。寒天以外ではワカメや納豆、オクラ、サトイモ、モロヘイヤ、モズクなど身近な食材が水溶性食物繊維を多く含んでいます。日頃の食生活でもいろいろな食材から摂取が可能です。ヨーグルトソースはブルーベリージャムなどで違った味付けにすることもできます。ジャムに糖分が含まれているため、無糖のヨーグルトをお勧めします。脂質を摂りすぎると腸内環境が悪化しますので、バランスの良い食事を心がけてください。