徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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2018年(平成30年)6月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1138 一面

ソフィアクリニックが
2年越しリニューアルオープン

ソフィアクリニック(沖縄県)は4月2日、2年越しにリニューアルオープンした。2003年12月に中部徳洲会病院(同)の門前クリニックとして誕生、約7年後に同院の別館として生まれ変わり、6診療科の外来部門を担っていた。16年4月、中部徳洲会病院の移転にともない同別館は閉じたが、今回、同地であらためてクリニックとして開院、小児科と内科を中心に地域の健康を守る。

引き続き中部徳洲会病院と連携

開院セレモニーには安富祖副理事長(中央)や喜友名院長(右から3人目)らが出席 開院セレモニーには安富祖副理事長(中央)や喜友名院長(右から3人目)らが出席

ソフィアクリニックは常勤医に小児科2人、内科1人を擁する無床クリニックとして、旧・中部徳洲会病院跡地の隣地にリニューアルオープンした。同院に検査・入院患者さんを送ったり、同院からのスタッフ派遣を受けたりと、密接に連携。同クリニックと同院をつなぐ無料シャトルバスも運行している。

4月2日に行った開院セレモニーには一般社団法人徳洲会の安富祖久明・副理事長や同院の伊波潔院長らが出席した。

地上2階、地下1階のソフィアクリニック外観 地上2階、地下1階のソフィアクリニック外観

同クリニックの喜友名琢也院長(小児科)は「旧・中部徳洲会病院に歩いて通っていた患者さんには、この2年間ご迷惑をおかけしました。現病院としっかり連携を取ることで、より高度な治療が必要な患者さんにも対応できます。地域の方々に、ここにクリニックがあって良かったと思ってもらえるように頑張ります」と意気軒高だ。

同クリニックは建物の1階のみを使用し、2階には沖縄市の認可保育園「すこやか未来保育園」を併設。同クリニックが保育園の園医としての役割を果たし、今後は保育園のスタッフや園児の家族などに向けた医療講演も企画している。喜友名院長は「“地域の方々の健康”と“安心して子どもを預けられる環境” を考えた医療と保育の融合施設として、沖縄県のモデルケースになれば良いと考えています」と展望する。

天井の高い待合室は感染症対策にも有効 天井の高い待合室は感染症対策にも有効

リニューアルオープンにあたり、電気、水道、ガスや空調などの設備を入れ替え、自家発電装置も設置。壁紙は清潔感のある白を基調にし、小児科の診察室には子どもが喜びそうなかわいい動物柄を採用した。待合室にはカラフルなキッズルームをつくり、クッション性の高いマットで壁を覆い、子どもが安心して遊べる環境を整備。さらにスタッフが手づくりで飾り付けをし、子どもに気に入られるクリニックを企図した。

今後は、不定期にはなるが、地域のニーズに合わせ、皮膚科や耳鼻咽喉(いんこう)科などの特別診療も中部徳洲会病院の協力を得て実施していく予定だ。同クリニックの花城勝事務長は「地域の方々への恩返しとして、地域に頼りにされるクリニックを目指します」と意気込みを見せている。

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