徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)4月2日 月曜日 徳洲新聞 NO.1127 一面

和泉市立総合医療センター
診療科倍増など機能一層強化
竣工式・内覧会に7600人

医療法人徳洲会が指定管理者として管理・運営する和泉市立病院(大阪府)は、「和泉市立総合医療センター」と改称し新築移転、4月に診療を開始した。これに先立ち、3月25日に和泉市が同センターの完成を記念して竣工式を開催。行政や自治体をはじめ、大学、企業、徳洲会など多様な関係者100人程が列席した。式では新病院の完成を祝福するとともに、期待をかける出席者からの言葉が相次いだ。同日を含め内覧会も2日間設け、医療関係者や地域の方々など計7600人程度が訪れた。

地域から大きな期待寄せられる

晴天の下、正面玄関前でテープカットのセレモニー 晴天の下、正面玄関前でテープカットのセレモニー

当日は、はじめに正面玄関前でテープカットを行った。晴天の下、辻宏康・和泉市長をはじめ、鈴木隆夫・医療法人徳洲会理事長、東上震一・同副理事長、濵田省司・大阪府副知事、石原日出子・和泉市議会議長、坂本健治・同副議長、髙杉豊・和泉市立病院経営評価委員会委員長、福岡正博・和泉市立病院総長、村上城子・同院長、国会議員や大阪府議会議員計13人が司会者の合図とともに入鋏(にゅうきょう)すると、大きな拍手が起こった。

鈴木理事長は「いつでも病院の玄関を開けておきます」 鈴木理事長は「いつでも病院の玄関を開けておきます」

「高く評価される病院をもう一度実現したい」と辻市長 「高く評価される病院をもう一度実現したい」と辻市長

その後、院内で、主催者として辻市長がスピーチ。列席者に謝意を示した後、市長に就任した2009年当時を振り返った。その頃、同院は市直営で、救急医療の停止、経営の悪化、施設の老朽化と課題が山積。経営形態そのものを見直さざるを得ない状況となり、指定管理者制度の導入を決断、徳洲会を指定管理者として再生を図り、今日に至った経緯を説明した。

そのなかで指定管理者が徳洲会に決定した際、徳洲会の徳田虎雄・前理事長と面談した時のエピソードを紹介。「泉州一、大阪一の医療機関を目指すことを伝えたところ、『同規模の医療機関のなかで日本一を目指しましょう』と言われました」と明かし、感慨深げに新病院の完成を報告した。加えて、同院がかつて「泉州一の病院」と言われていたと述懐、「もう一度、皆様から高く評価される病院を実現したいという強い思いがあります」と訴えた。

救急医療の再開など、期待感をあらわにする石原議長 救急医療の再開など、期待感をあらわにする石原議長

松井・大阪府知事の祝辞を代読する濵田副知事 松井・大阪府知事の祝辞を代読する濵田副知事

最後に、新病院の特徴を紹介。大阪市立大学や近畿大学の協力などで、医師を大幅に増員し、診療科を従来の2倍の32にしたほか、「徳洲会の力添えにより24時間365日対応の救急医療を再開します」とアピールした。「大阪初となる病院敷地内の調剤薬局」や「敷地内の路線バス停留所」を挙げ、利便性の向上もアピール。「市民に愛され頼られる、日本一の病院を目指して取り組んでいきます」と力強く結んだ。

続いて、運営者代表として鈴木理事長は「指定管理者となる前に視察した際の和泉市立病院職員の顔を思い浮かべるたびに、この地にはこの病院が必要という思いを感じました」と吐露。また、「嬉しかったのは東上副理事長をはじめ徳洲会の多くの幹部から、指定管理者となることは意義のあること」と言われ、契約に至った経緯を説明した。

新病院との連携強化に意欲を見せる平川病院長(右)と赤木・副病院長(東田病院長の祝辞を代読) 新病院との連携強化に意欲を見せる平川病院長(右)と赤木・副病院長(東田病院長の祝辞を代読)

そのうえで、あらためて徳洲会の姿勢を強調。徳洲会45年の歴史のなかで一貫して言い続けてきたこととして、「医療は地域のためにある」ことや“断らない医療”、さらに「いつでも、どこでも、誰でもが最善の医療を受けられる社会を目指す」ことを挙げ、ベースには「生命だけは平等であってほしい」との大きな願いがあると訴えた。

「国、人種、宗教が違っても、その願いは共通であると信じています」と、主にアジア、アフリカ、欧州で医療協力を行ってきたことを紹介した。

鈴木理事長は「徳洲会は医療人としての誇りを胸に抱きながら、この地でも“決して断らない救急”、地域・社会に寄り添った医療の提供に尽力します」と約束。徳洲会グループには市民運動によって発足した病院が複数あると説明、「私たちが成長できたのは市民の皆様のおかげ。その中心は“救急を断らない”、市民の皆様のために、いつでも玄関を開けておくことが大切です」と語気を強めた。

髙杉委員長は「市民のために頑張ってほしい」とエール 髙杉委員長は「市民のために頑張ってほしい」とエール

「力を合わせて良い病院へ」と呼びかける東上・副理事長 「力を合わせて良い病院へ」と呼びかける東上・副理事長

最後に、事前に院内を見学したことを明かし、「徳洲会グループのなかで一番、設備の整った良い病院」と評価。「ぜひ東洋一の病院を目指していきたい」と笑顔を見せるとともに、「村上院長は運営が大変だと思いますが、頑張ってほしい」とエールを送った。

来賓を代表し5人が祝辞を述べた。石原議長は「名にふさわしい病院」と大きな期待を寄せた。濵田副知事は松井一郎・大阪府知事の祝辞を代読し、同院がとくに、がん治療で泉州地域での中核的な役割を担ってきたことをたたえ、今後も地域医療のさらなる充実を望んだ。

平川弘聖・大阪市立大学医学部附属病院病院長、東田有智・近畿大学医学部附属病院病院長の祝辞を代読した赤木將男・同副病院長は研修医の教育、災害医療分野などで和泉市立病院が評価されている点を紹介し、さらなる連携強化を望んだ。

メディアの取材に対応する村上院長 メディアの取材に対応する村上院長

髙杉委員長は「和泉市民のひとり」として新病院の完成を祝福。5年以上前から病院の再建に携わり、当時、市民にとって最大の課題が「救急」だったことを指摘。「市民病院としての機能を果たしていない、という厳しい言葉を何人もの方々からいただきました」と振り返り、「市民のために頑張ってください」と呼びかけた。

この後、設計・施工者それぞれに辻市長が感謝状を贈呈。最後に、同院の連携協力病院である岸和田徳洲会病院(大阪府)の院長を務める東上・副理事長は、徳洲会が外国への医療協力の一環で、日本の大学病院と連携してアフリカ・タンザニアで初の腎臓移植を実現したことを紹介。

現地の様子や、この式典の前日夜8時に帰国したエピソードを披露したうえで、「医療者は身を捧げてこそ良い医療ができると思っています」とアピール。新病院について、「いくらきれいな病院をつくろうと、大学病院の人脈を活用しようと、結局、地域から選ばれなければ何にもなりません。市民の皆様のために力を合わせて良い病院にしましょう」と締めくくった。

この日は複数のメディアが訪れ、式典の様子などを取材。終了後、インタビューを受けた村上院長は、地域の医療を守る中核的な医療機関として尽力することを明言し、「信頼され、愛される病院にしていきたい」と覚悟を示していた。

開放感ある空間づくり
快適な療養環境に感心

徳洲会グループ医療経営戦略セミナーの出席者が訪れる場面も 徳洲会グループ医療経営戦略セミナーの出席者が訪れる場面も

内覧会は3月21日に医療関係者、25日に一般を対象に行った。参加者は21日が537人、25日が7,010人。25日には大阪府で開催した徳洲会グループ医療経営戦略セミナーの出席者が訪れる場面も見られた。

粗品は救急処置セット、ボールペン、病院パンフレット、病院の特徴を紹介した『徳洲新聞』 粗品は救急処置セット、ボールペン、病院パンフレット、病院の特徴を紹介した『徳洲新聞』

参加者は一般病棟、手術室、病理検査室、外来、健診センター、腫瘍・血液センター、透析室、内視鏡室、救急外来などを順路に沿って見学。各スペースにはスタッフを配置し、案内したり丁寧に説明したりしていた。参加者は、通路を含め開放感のある空間や一部の病室にあるテラスなど快適な療養環境に感心していた。

内覧会では、新病院のパンフレットを含む粗品を配り、参加者は出口などで受け取っていた。

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