徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)12月4日 月曜日 徳洲新聞 NO.1111 三面

ピアレビュー
病院全体へ波及
野崎徳洲会病院 中川院長が解説

「しっかりと医療安全に結び付けたい」と中川院長 「しっかりと医療安全に結び付けたい」と中川院長

野崎徳洲会病院(大阪府)の中川秀光院長(徳洲会脳神経外科部会長)は来年度から施行する「病院全体のピアレビューについて」をテーマに講演した。これは今年度に開始した脳神経外科部門のピアレビューに改善を加えたものだ。

徳洲会のピアレビューとは「手術手技に関する評価」と定義。総合ポイントを競うのではなく、それぞれの評価項目を徳洲会グループのベンチマークと比較しながら、自院がもつ潜在的な課題を顕在化させ、「医療安全の向上」と「医療の質の向上」の課題解決に取り組むことが目的だ。中川院長は「欧米で行っている個人が個人を評価するものではありません」と強調した。

対象は①DPC(診断群分類別包括評価)病院、②電子カルテ導入、③当該診療科(脳神経外科、外科、産婦人科、泌尿器科、循環器内科、心臓血管外科、整形外科、消化器内科、眼科)で手術している――の3条件をすべて満たす病院とした。

評価の算出方法として8項目を列挙。①手術・血管内手術、②術後合併症の有無、③輸血の有無、④入退院時のADL(日常生活動作)の差、⑤平均在院日数、⑥転帰(死亡の有無)、⑦再入院率、⑧手術後の患者満足度。これらの数値を電子カルテなどから徳洲会インフォメーションシステムが抽出し評価を算出する。

「術後合併症の有無」の確認では医師が退院時サマリー記入時にチェックし、メディカルクラークがダブルチェックを行う。メディカルクラークの役割は重要で、毎朝、手術室の看護師から前日の全手術例の合併症の有無を聞き取り、さらに患者さん個々の退院時にも看護師から情報を得て、診療情報管理士に報告を行う。中川院長は後日、メディカルクラーク、診療情報管理士を対象に説明会を開くことを伝えた。

最後に、ピアレビュー対象の病院には結果検討委員会を設置することを依頼。来年度から本格化する予定だ。

PAGE TOP

PAGE TOP