徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)12月4日 月曜日 徳洲新聞 NO.1111 一面

MRgFUS関連に高評価
湘南藤沢徳洲会病院
伊藤・神経内科部長

欧州集束超音波治療シンポで発表

「発表した内容をさらに深めていきます」と伊藤部長 「発表した内容をさらに深めていきます」と伊藤部長

湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)の伊藤恒・神経内科部長は10月26日から2日間、ドイツで開催された4th European Symposium on Focused Ultrasound Therapy(第4回ヨーロッパ集束超音波治療シンポジウム)でBest Paper Award 2nd(優秀演題賞 2位)を受賞した。演題名は「ビスフォスフォネートはMRgFUS候補者の頭蓋骨密度比を改善し得る」。

MRガイド下集束超音波治療(MRgFUS)とは、MRI(磁気共鳴画像診断)でリアルタイムに患部の位置と温度をモニタリングしながら超音波を集束し、患部を熱凝固させる治療法。事前検査で頭蓋骨密度比(SDR)が低いと、超音波が通過しにくく患部の温度が上がりきらないことがある。

欧米人種と比較しアジア人種ではSDRが低い症例が多く、治療候補者の10~20%が除外されてしまうのが現状だ。

世界初の症例報告に高い評価 世界初の症例報告に高い評価

本演題ではSDRが低く従来は治療の適応外とされてきたパーキンソン病の70歳代女性の2例を報告。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)に対して一般的に用いられているアレンドロネート(第二世代ビスフォスフォネート)を投与したところ、2例ともSDRが改善し、それぞれ8月と11月にMRgFUSによる淡蒼球(たんそうきゅう)破壊術を実施することができた。

これはアレンドロネートを内服することでSDRが改善する、つまりこれまでは除外せざるを得なかった患者さんの少なくとも一部が治療可能となることを意味する。

伊藤部長は「今回、報告した内容は世界初のものであり、各国の医師が悩んでいたことに対する希望の光であると評価され、同賞をいただいたのだと思います。発表後に座長が“グレイト!” と言ってくださり、会場からも拍手をいただきました」と振り返り、「MRgFUSに関係する医師と患者さんのために、発表した内容を速やかに英文論文にまとめたいです」と意欲的だ。

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