徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)7月31日 月曜日 徳洲新聞 NO.1093 一面

JCI審査 新バージョン学ぶ
アップデートミーティング
徳洲会グループ

表 JCI 認証取得済みの徳洲会グループ病院

病院名 所在地
札幌東徳洲会病院 北海道
湘南鎌倉総合病院 神奈川県
葉山ハートセンター
湘南藤沢徳洲会病院
南部徳洲会病院 沖縄県
中部徳洲会病院
徳洲会グループは2日にわたり湘南鎌倉総合病院(神奈川県)で、JCI(国際的な医療機能評価)審査方法のバージョンアップにともなうアップデートミーティングを開催した。認証取得済みの6病院(表)と認証取得を検討している4病院から100人以上が参加した。ミーティングではJCI本部から招聘(しょうへい)したコンサルタントが、新たに加わった審査項目を中心に、更新したバージョンのポイントを解説。

具体的には、①患者ケア(患者さん特有のアセスメント項目を定め、個別のニーズに基づく治療・ケアの計画立案)、②外来患者の転倒防止対策(外来患者さんも転倒リスクを評価し介入を行う)、③品質改善手法(病院の戦略達成に向けたQI〈Quality Indicator =医療の質の指標〉やKPI〈Key Performance Indicator=主要業績評価指標〉の策定)、④世界的に流行している感染対策(世界で蔓延しているスーパー耐性菌への対策、その他エボラ出血熱やSARSといった流行性疾患対策など)、⑤電子カルテシャットダウン時の対応やカルテ記載時の医療従事者によるコピー&ペーストの対策(誤った内容を一度コピーすると、永続的に誤った内容が利用され続けるリスクがあるため、一定のルールを設ける)――など。

参加者からは「複数のグループ病院が病院運営や患者さんのケアについて“共通の言語(指標)”で話せるようになり、さまざまなことが標準化できます。他病院の良い取り組みを導入するための仕組みづくりに向け絶好の機会となりました」といった声が聞かれた。

TQM(徳洲会/トータルクオリティーマネジメント)プロジェクト事務局や湘南鎌倉病院のJCIプロジェクトコーディネーターを務める同院の海老澤健太・国際医療支援室係長は「今後、認定更新を行う病院が増えてくるため、JCIというツールをより本質的に理解し、安全で強固な組織づくりに取り組んでいきたいと考えています。グループ全体の医療安全や質の向上を目指していきたい」。新バージョンは7月から適用。

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