徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)08月03日 月曜日 徳洲新聞 NO.1554 4面

三木・野崎病院附属研究所主任研究員
日本産科婦人科学会で演題発表

日頃の研究成果を発表する三木・主任研究員

野崎徳洲会病院附属研究所(大阪府)の三木梨可・周産期疾患研究部主任研究員は、札幌市で開催された第78回日本産科婦人科学会学術講演会でポスター発表を行った。演題テーマは「EVTにおけるNotch3シグナル標的遺伝子の網羅解析」。

EVTは「絨毛外栄養膜細胞」という胎盤を構成する細胞の一種。通常、胎児から母親の子宮内に浸潤(侵入)し、母体から胎盤に血液を取り込む血管の形成を担う。この浸潤する能力が低い状態を「浸潤低下」と言い、妊娠高血圧症候群との関連が指摘されている

三木・主任研究員は、過去の研究でNotch3シグナル (細胞の分化などを制御する遺伝子)がEVTの線溶系因子uPA(プラスミノーゲンアクチベーター)発現を低下させ、それが浸潤を抑制することを解明。発表では、Notch3により発現調節を受けるuPA以外の遺伝子を検討した。

その結果、これまでに明らかにしたuPAだけでなく、炎症や他のパスウェイ(遺伝子やタンパク質、化合物の相互作用を表現したもの)にもかかわり、「Notch3が高血圧の要因となる可能性が示唆されました」とまとめた。この演題以外に徳洲会グループは3演題を発表。

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