
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)08月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1557 2面

身体が思うように動かず、自身で寝返りがうまく打てなくなると、体圧で皮膚組織が障害され、とくに背や尻、仙骨部などの骨が皮膚近くに出ている箇所に褥瘡ができやすくなる。初期の褥瘡は皮膚が赤くなる程度だが、重症化すると筋肉や骨が露出してくる。
重症化し筋肉や骨まで損傷すると、感染する可能性も高く、「褥瘡は見つけたら速やかな治療が必要です」と南部徳洲会病院(沖縄県)の外間美智代・看護部長(皮膚・排泄ケア認定看護師)。在宅医療が整備された現代では減ってきているが、昔は褥瘡が原因で死に至るケースも少なくなかったという。
予防の第一は、まず除圧。体圧が1箇所に長時間かかり続けることがないよう、体位変換したり、除圧マットレスを使用したりする。「最近は自動で体位変換してくれるマットレスなどが出ており、2時間に1回推奨されている体位変換が、4時間に1回ですむなど介護者の負担軽減対策も進んできています」と外間・看護部長。「介護用品は介護保険で賄えることもあるため、ケアマネジャーや訪問看護師に相談してみてください」と呼びかける。
また、予防には皮膚を保湿すること、おむつなどの中も蒸れて濡れたままにしないこと、皮膚を清潔な状態に保つことも大切だという。「万が一、褥瘡かなと思う症状が、ご家族などにあれば、褥瘡ケアを行っている医療機関に相談してみてください」(外間・看護部長)。