徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)08月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1557 3面

「一刻も早い治療が必要」
好評の脳卒中フォーラム
野崎病院開催

田村院長は、野崎病院は頸動脈疾患の治療に実績があることをアピール 聴診器で頸動脈雑音がないか確認する中川総長

野崎徳洲会病院(大阪府)は、大東市立総合文化センターで第6回脳卒中フォーラムを開催した。脳卒中とは脳の血管が障害される脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の総称で、いずれも早期に治療しなければ命にかかわる可能性もあることから、同院では年1回、同フォーラムを開き、啓発活動を続けている。

中川秀光総長(脳神経外科)が開会挨拶後、脳卒中の初期症状や予防法など解説した。まず、脳卒中の初期症状には字が書けない、うまく歩けない、身体の片側にまひやしびれが出る、ハンマーに殴られたような鋭い頭痛が走るなどがあると列挙。時間制限のある治療法が多く、一刻も早い治療が必要とされるなか、同院は常勤医9人体制で24時間、脳卒中の患者さんを受け入れていることなど紹介した。

中川総長は、「脳卒中を疑う症状があれば、当院から車でお迎えに上がりますので、すぐに電話してください」と呼びかけた。

田村雅一院長(脳神経外科)は頸動脈疾患の治療法を解説。頸動脈は首から脳につながっており、この血管に障害があると脳へのダメージも大きいことから、人工血管で補修したり、ステント(金属の網目状の筒)で補強したりする治療法が必要となる。これらの治療法は難易度が高く、実施には施設基準があるが、同院は月40~50件の脳外科手術を実施。その半数は頸動脈関連で、経験豊富であることをアピールした。

前田昌丈・脳神経外科医師は、血管内治療について動画など用い詳細に説明。さまざまな治療法が開発されてきているものの、「早期発見・治療ができたとしても、重篤な脳梗塞後に社会復帰できるのは半数程度の方です」と、予防に力を入れるよう訴えた。

その後は中川総長が脳卒中相談会、同院スタッフが介護相談会、野崎徳洲会メディカルフィットネスAwaiが筋肉量測定などを行い、参加者は思い思いに試していた。

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