徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)9月6日 月曜日 徳洲新聞 NO.1303 二面

病気のはなし60
大切なのは原因の究明 坐骨神経痛

坐骨(ざこつ)神経痛は下肢の背面(お尻から太もも、ふくらはぎまでの背面)に生じる痛みやしびれの総称だ。下肢の背面を走る坐骨神経の関連領域が圧迫されたり、刺激されたりすることで起こることが多く、高齢者は腰部脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症、若年層は椎間板(ついかんばん)ヘルニアが原因であることが大半。腰椎(ようつい)や脊椎(せきつい)、骨盤内の腫瘍などでも生じ、変形性股関節症などの関連痛の場合もある。

原因が多岐にわたるため「坐骨神経痛の予防法」として確立されているものはない。治療法は基本的に原因疾患の治療以外では痛み止めや、神経周辺の血流が悪い場合は血流を促す薬物療法など対症療法が中心。神経が原因で、かつ痛みが耐え難い場合は外科療法(手術)を施行することもある。

「大切なのは原因の究明です。神経が原因なのか、関連痛なのか。原因疾患によって治療法も異なります」と、診断の重要性を強調するのは出雲徳洲会病院(島根県)の森隆治・整形外科部長。命に別状がないことがほとんどだが、まれに早急な治療を要する疾患が原因であったりするため、専門家による緊急トリアージ(選別)が大切だ。森部長は①足の感覚が鈍い、②足に力が入らない、③背骨をトントン叩(たた)くとズキンと痛む――のいずれかの症状があれば受診するよう呼びかけている。

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