徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)8月9日 月曜日 徳洲新聞 NO.1299 三面

シミュレーション訓練
新型コロナで老健かまくら グループ初

介護老人保健施設(老健)かまくら(神奈川県)は7月2日、新型コロナ対策のシミュレーション訓練を徳洲会グループで初めて実施した。同訓練は4月の介護報酬改定で、感染症や災害が発生した場合でも、利用者さんに必要なサービスを安定的・継続的に提供する体制構築を目的に義務化。

レッドゾーンに入る前にPPEを着用し準備 カーテンで仕切ってゾーニング訓練

訓練は入所者さんのひとりが湘南鎌倉総合病院(神奈川県)でコロナ検査を受け、陽性と判明したところからスタート。連絡を受けた峯由美子・看護師長は各所属長らを招集し、緊急対策会議を開き、わかっている情報やこれからの動きを共有。その際、職員に濃厚接触者はいたか、ゾーニング(区域分け)を行うスタッフをどうするか、デイサービスは継続するかなど細かい点まで確認した。

その後、陽性者が利用しているフロアに集まり、澤出義文・介護士長が中心になり、濃厚接触者となった入所者さんの洗い出し、食事提供や体調悪化時の対応など確認。続いてPPE(個人防護具)着用訓練をした後、ゾーニングを行った。ゾーニングでは素早くビニールカーテンで仕切った後、床や壁に色付きのガムテープを貼りレッドゾーン(感染危険区域)とイエローゾーン(PPE着脱など中間区域)の仕切りを明確にするなど本番さながら。

訓練終了後に振り返りを実施。見学した榛原総合病院(静岡県)の大石みどり感染管理認定看護師は「今後、濃厚接触者に症状があった場合の訓練も必要になってきます。また、ゾーニングでは、認知症の入所者さんでも区切りがわかりやすくなる工夫も必要です。PPEを着用した時には、2人1組になって肌や髪の毛が出ていないかなど確認することも忘れないようにしましょう」などアドバイスした。

一般社団法人徳洲会医療安全・質管理部の野口幸洋・課長補佐は「とてもリアリティのある訓練でした。今後は、濃厚接触者の有無を調べる訓練も必要になりますので、次回以降、検討していただけると、よりリアリティが出てくると思います」と提案した。

その後、質疑応答、実際に訓練を行った職員の感想など共有。最後に、徳洲会感染管理部会長の佐藤守彦・湘南鎌倉病院感染対策室部長が「1回で訓練を終わらせるのではなく、いろいろなケースを想定し、繰り返し訓練することも重要です。また、同居家族も含め職員の行動や健康状態のチェックも見直してください。感染性の強い変異株が出た際は、状況に応じた訓練をしていきましょう」と締めくくった。

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