徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)6月21日 月曜日 徳洲新聞 NO.1292 四面

安心・安全にPCR検査
野崎病院が感染棟開設
今秋には重症コロナ病棟も

「安心・安全にPCR検査ができます」と木下 ・看護部長

野崎徳洲会病院(大阪府)は敷地内に感染棟を開設した。新型コロナが疑われる方にPCR検査を行うための建物で、5月から稼働している。

感染棟は2階建て。1階は受け付け、患者さんの待機スペース、診察室2室、検体採取室1室からなり、入り口から出口まで患者さんの動線が一方通行になるよう各スペースをレイアウト。待機スペースは1人用ブースを連ねた設計にするなど、より感染防止に努めている。2階は検査機器などを設置し、採取した検体を臨床検査技師が調べる。

平日は午前9時~午後3時まで、土曜日は午前中のみ運用し、主に同院の発熱外来を訪れた患者さんや正面玄関の検温で確認された有熱者、また院内の健診センター、地域の保健所や診療所からの依頼でPCR検査が必要な方などに対応。検査件数は1日約80~200件を数える。

感染棟の設置について木下美智子・看護部長は「中川秀光院長の方針」と強調する。「“患者さん中心”に考えた時、もっと安心・安全な場所で診療すべきとの思いから、院長が決断したのです」。

もともと同院は昨年5月に「地域外来・検査センター」を立ち上げ、PCR検査を開始。院内感染を防ぐ観点から病院と附属研究所棟の間にプレハブを設け、風除けに送迎バスを配置して行うようにした。しかし、いざ始めて見ると、室温や患者さんと職員の移動距離など問題が浮上した。

「空調を設置していたものの機能せず、夏は暑くて冬は寒い状態。またプレハブまで患者さんの移動距離も長く、当時は検体を調べる機器が院内の上階にあったため、何度も往復するなど職員の負担も大きかったです」(木下・看護部長)

患者さんの動線が一方通行になるよう工夫した感染棟

感染棟の稼働後は、こうした問題が解決。より良い環境で円滑にPCR検査が実施できているという。今後はインフルエンザなどでも感染棟の活用を想定している。

同院は新型コロナについて入院患者さんの受け入れなど積極的に対応。今秋には、大阪府の呼びかけに応じ、府内の民間医療機関では初のプレハブによる重症コロナ病棟「徳洲会重症コロナセンター(仮称)」(20床)の開設を予定している。

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