徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)3月8日 月曜日 徳洲新聞 NO.1277 二面

病気のはなし㊷
胸に異常感じたら一刻も早く受診を!
急性心筋梗塞

急性心筋梗塞

心臓の周りの冠動脈が詰まり血液が心臓に届かなくなることで、心臓の筋肉が壊死(えし)していく疾患を心筋梗塞という。その発症は気温が低い時期に多いと言われ、12~3月までの寒い日はとくに注意が必要。一度壊死した心筋は元に戻らないため、できるだけ早く詰まった血管の再灌流(かんりゅう)(血流の再開)が大切となる。「患者さんが病院に到着してから再灌流までの時間は90分以内を目安としています。再灌流は発症から2時間以内に行うと後遺症が残らないことが多く、6時間以内であれば多少の壊死はあっても治療効果は高いと言われていますから、患者さんが発症後、どれだけ早く病院に到着できるかがカギになります」と葉山ハートセンター(神奈川県)の廣江吉隆・循環器内科部長。

突然の締め付けられるような胸の痛み、冷や汗、嘔気(おうき)などは典型的な症状。肩やあご、歯の痛みをともなうこともある。いずれにしろ、「胸に尋常ではないことが起こっているという感覚」(廣江部長)があり、そのような場合は「躊躇(ちゅうちょ)せずに救急車を呼んでください」(同)。急性心筋梗塞は治療が遅れると生命に危険が及ぶ疾患だが、早期に再灌流し、退院後もリハビリテーションや薬物療法を続ければ、ほとんどの場合、日常生活に復帰できる。ふだんから症状を理解し、いざという時に備えたい。

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