徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)8月3日 月曜日 徳洲新聞 NO.1247 三面

NPO法人TMAT 被災地での活動学ぶ!
東京西病院で国内コース研修

NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)は7月12日、東京西徳洲会病院で「第17回国内災害医療支援トレーニングコース」を実施した。同コースを修了することで、TMAT隊員として国内災害での活動参加要件を満たすことができる。

14人がコースを修了し国内災害への派遣に備える14人がコースを修了し国内災害への派遣に備える
机上訓練でTMAT隊員としての経験談を話す髙力副院長机上訓練でTMAT隊員としての経験談を話す髙力副院長

同コースは災害地の対象を国内に絞った1日間の研修会。いつどこで発生するかわからない国内災害に対し、より多くの医療者がTMAT隊員として医療支援活動に参加できる体制を整えるのが目的だ。ほかに国内と海外の双方での活動を想定した「災害救護・国際協力ベーシックコース」(2日間)もある。

今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、参加人数を14人に制限し、1週間前からの検温や健康観察、会場での感染対策を徹底したうえで開催。講師は湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)の髙力俊策副院長と野口幸洋TMAT事務局員(一般社団法人徳洲会医療安全・質管理部課長補佐)が務めた。

冒頭、髙力副院長は「令和2年7月豪雨で被災した熊本県にTMAT隊員を派遣しています。災害現場に行くと、どうしても最初に抱いていたイメージと実際に現地ですべきことのギャップが生まれることもあるので、この場でその差を埋められたらと思います」と意図を明かした。

プログラムは座学と机上訓練で構成。座学では、災害の定義や分類、発災後のフェーズごとの対応などを「災害医療総論」で、国内の災害医療支援体制や災害時に連携が必要な行政機関、TMATの活動実績などを「国内災害の実際」で学んだ。

机上訓練では、災害発生からTMAT隊員の派遣、被災地での医療支援活動と撤収までの流れをシミュレーションしながら、グループワーク形式で学習した。最後に、参加者全員に修了証とオリジナルTシャツが手渡され、記念撮影をして閉会した。

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