徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)8月3日 月曜日 徳洲新聞 NO.1247 二面

南部病院 サイバーナイフ導入
オープニングセレモニー開催 沖縄初で期待大きく

南部徳洲会病院(沖縄県)は6月21日、院内で「サイバーナイフオープニングセレモニー」を開催した。同院は最新の定位放射線治療装置「サイバーナイフM6」を導入。同機は自由自在に動くロボットアームにより、数㎜~5㎝ほどの小さな標的を極細の放射線ビームで狙い撃ちすることが可能だ。

式の最後に病院関係者と来賓がテープカット式の最後に病院関係者と来賓がテープカット

式は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために規模を縮小して開催。冒頭、同院の赤崎満院長は「当院は昨年40周年を迎えました。8年前に沖縄県で初めてとなる放射線治療装置トモセラピーを導入。今回も沖縄県で初めて、かつ全国で18台目となるサイバーナイフM6を導入しました。これにより、がん医療の幅が広がります」と意気込みを見せた。

来賓祝辞では新垣安弘・八重瀬町長が「南部病院は40年前に開設した当時から、町の発展に大きく貢献していただきました。新たに最新医療機器を導入し頼もしく思います」と賛辞。照屋勉・南部地区医師会副会長、村山貞之・琉球大学院医学研究科放射線診断治療学講座教授も祝辞を送った。

続いて安富祖久明・医療法人沖縄徳洲会副理事長(現・理事長)が「サイバーナイフ導入にあたり、放射線治療科の眞鍋先生、橋本先生の医療に対する情熱を感じました。沖縄県民のため、さらには離島・へき地の患者さんのために、放射線治療をもう一段階バージョンアップしたいという熱い思いがなければ、導入は実現しなかったと思います。日本中どこにいても最新の医療が受けられる環境を切望しています」と抱負を語った。

最後に放射線治療科のスタッフを紹介。眞鍋良彦医長は「今後とも皆様のお力添えをいただきながら、沖縄県の患者さんのために邁進(まいしん)していきます」と決意表明。橋本成司医長も「スタッフと協力しながら、沖縄県のがん医療に貢献していきたいです」と誓った。さらに、治療に携わる診療放射線技師も紹介。病院関係者、来賓がテープカットを行い、閉式した。

地域のがん医療への貢献を誓い参加者全員で集合写真地域のがん医療への貢献を誓い参加者全員で集合写真

サイバーナイフM6の最大の特徴は、患者さんの体のまわりを自由自在に動き、腫瘍の形状に合わせて集中的に放射線を照射できるロボットアーム。正常組織へのダメージを最小限に抑え、高い線量で治療できるため、リンパ節転移や骨転移のない初期の前立腺がんであれば、これまで1カ月半かかっていた治療も、わずか1週間で完治を目指すことができる。

さらに、病変部近傍に挿入した金属マーカーや呼吸状態を監視するシステムにより、体内の腫瘍の動きを追尾可能。患者さんは息を止めずに楽な状態で治療を受けることができる。同院では6月12日に転移性脳腫瘍の患者さんに対し、1例目の治療を実施した。

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