徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)8月3日 月曜日 徳洲新聞 NO.1247 二面

病気のはなし㉑
外科療法で矯正可能 顎変形症

顎(あご)が通常より大幅に前後、もしくは左右、上下にずれている状態を顎変形症(がくへんけいしょう)という。先天性のものと外傷などによる後天性のものがあり、重症例ではかみ合わせが悪く、うまく食物をかめなかったり、発音が不明瞭になったり、顔が曲がって見えたりするなど症状が生じる。子どもの場合は矯正器具によって顎の成長をコントロールし、改善を図ることが可能な場合もあるが、成長が完全に止まってしまった大人の場合、重症例の治療には手術による外科矯正が必要だ。

外科矯正とは、ずれている顎の骨の一部を切るなどして、適正な位置に動かす手術で、入院期間は1週間~10日程度。また、術後にかみ合わせが良くなるよう術前から歯科矯正を1~3年間、術後も1~2年は矯正が必要で、治療は長期にわたる。

術中に神経に触れることがあり、まれに顔面の一部に、しびれが現れる合併症が起こることがあるが、「神経を切るわけではなく、経時的に治っていきます」と岸和田徳洲会病院(大阪府)の黒田卓・歯科口腔(こうくう)外科部長。

治療後の外形の変化は大きく、「患者さんから『笑顔がきれいになりました』など喜びの報告もあり、心理面でも良い影響があると思います」(黒田部長)。同治療法は基準を満たすと保険適用となるため、「気になる方は、歯科口腔外科または歯科矯正を専門とする歯科医院を受診してください」と呼びかけている。

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