2020年(令和2年)4月20日 月曜日 徳洲新聞 NO.1232 三面
大腿骨頸部骨折テーマに 福岡病院がクリパス大会
在院日数短縮化で多職種議論
発表者(左)を含め参加者全体で活発に議論
福岡徳洲会病院は2月27日、院内でクリニカルパス(標準化した診療計画)大会を開いた。昨年9月に続き2回目。前回は外科領域をテーマにしたが、今回は整形外科の大腿部頸部骨折(だいたいぶけいぶ)パスをテーマに掲げた。
当日はクリニカルパス委員長の乘富智明・外科部長兼副院長(現・院長)、鮫島瑠美・看護師長が座長を務め、中村厚彦・整形外科部長を中心に、大腿骨頸部骨折の診療などにかかわる看護師、リハビリテーションセラピスト、薬剤師、管理栄養士、医事課職員の計6人が登壇。
「在院日数の短縮」、「地域連携」、「入院時から転院までを想定した業務の流れ」などに着目し、それぞれの立場から現状分析や抽出した問題点、今後の方向性について発表した。最後に出席者同士が意見交換し、各職種で協力して取り組むための具体的な改善点などをパスに落とし込んでいった。
大会の企画・運営を中心的に手がけたクリニカルパス担当の鮫島師長は「各部署で月に1~2回集まり、3カ月くらいかけて話し合いを重ねました。そのうえで大会に臨んだわけですが、多職種で話し合いをしなければ見えてこない課題もあり、方向性を一致させるためにも有意義な会になりました」と強調。
改善したパスの成果が「すぐに現れるとは限らない」としつつも、「一つひとつの取り組みが在院日数の減少につながると信じて、今後も多職種で活動していきたいと思っています。当院が次のステップに進むには、さまざまな立場の職員が力を合わせなければなりません」と多職種連携の必要性を訴えていた。