徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)4月20日 月曜日 徳洲新聞 NO.1232 二面

病気のはなし⑬
マダニに刺されたら危険 ライム病

マダニに刺されたら危険 ライム病

歌手のジャスティン・ビーバーさんがインスタグラムで、ライム病と診断されていたことを告白。歌手のアヴリル・ラヴィーンさんも同病で苦しんだ。ライム病はボレリアと呼ばれる細菌を保有するマダニにかまれることで感染する病気だ。

札幌徳洲会病院の成田光生・小児感染症部長は「非常にまれな病気で、私自身、臨床経験はありません。しかし、媒介者となるマダニは日本全国に生息しており、とりわけ北海道のオホーツク海沿岸では潜在的な流行の可能性を秘めていると言われています」と注意喚起する。

感染初期には、遊走性紅斑と呼ばれるリング状あるいは稲妻状の特徴的な性状の皮疹、他に筋肉痛や関節痛、頭痛、発熱、悪寒などインフルエンザ様症状が現れることがある。病原体が全身に広がると、重度の頭痛や関節痛、筋肉痛、不整脈など多くの症状が現れ、重症化すると死亡することもある。

マダニは春から夏にかけて出現するため、この時期はとくに林や草むらを歩くことを避けることが予防につながる。万一、刺された場合、無理に虫体を剝ぎ取るとマダニの刺口が皮膚中に残ることもあるため、成田部長は「自分でマダニを引き剝がさず、医療機関で切除してもらいましょう。また、皮膚が赤くなるなど異常を感じたら、早めの受診が大切です」とアドバイスする。

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