徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)12月9日 月曜日 徳洲新聞 NO.1214 三面

徳洲会とのAI共同研究
肺結節では感度94%
シーメンスヘルスケア 狩野部長が経過報告

11月度徳洲会グループ医療経営戦略セミナーが11月30日から2日間、千葉県で行われ、初日にシーメンスヘルスケアの狩野慎一郎デジタルヘルス&SYNGO事業部長が講演した。テーマは「AI技術共同研究&今後の展望」。4月に徳洲会グループと開始した画像診断支援AI(人工知能)の共同研究に関する経過報告や、AIの展望について説明した。

11年度の徳洲会G医療経営戦略セミ

狩野部長は、まず国内の動向として厚生労働省が示した保健医療分野の6つのAI開発重点領域を紹介。①ゲノム医療、②画像診断支援、③診療、治療支援、④医薬品開発、⑤介護・認知症、⑥手術支援―を示し、同社は②、③、⑥に注力していることを明かした。なかでも画像診断支援では、海外のデータを示しながらAIの活用で精度向上や見落としリスク削減が期待できるとした。

そのうえで、4月に開始した胸部画像診断支援AIに関する徳洲会グループとの共同研究の進捗(しんちょく)状況を報告。

医療AIの可能性に言及する狩野部長医療AIの可能性に言及する狩野部長

神奈川県の湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)に拠点を構え、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の胸部画像データを用い肺結節、肺気腫、圧迫骨折、大動脈の4つを検証したところ、肺結節で感度94%と高い結果が得られたことや、読影した医師に各項目で好評だったことを説明した。

最後に「AI技術を用いて開発した画像診断支援ソフトウェアを使用することで、標準化された結果を得ることができ、一般診療だけでなく検診での活用にも有用です」と締めくくった。

狩野部長は近い将来、PET - CT(陽電子放出断層撮影- コンピュータ断層撮影)検査、前立腺がん、放射線治療計画を支援するAIソフトウェアの登場を予測するとともに、自社で取り組んでいる研究を示した。

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