2018年(平成30年)10月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1155 三面
北原・千葉病院副院長
脳学習キャンプで講師
日本口腔顔面痛学会が主催
口腔外科医や口腔麻酔科医ら35人が参加(北原副院長は看板の右)
千葉徳洲会病院の北原功雄・副院長兼脳脊髄(せきずい)神経外科センター長は8月18日から2日間、松本歯科大学で日本口腔(こうくう)顔面痛学会主催「脳学習キャンプin信州」の講師を、昨年に引き続き務めた。これは口腔顔面領域の解剖学的な知識、脳機能に関する痛みのメカニズムを講義と実習をとおし習得するのが目的。全国から口腔外科医や口腔麻酔科医など35人が参加した。
1日目は脳の標本に触れながら脳の外観・内観から神経系の全貌を確認、「脳機能と頭痛のメカニズム」と題し講義が行われ、夜は懇親会で交流を深めた。2日目、北原副院長は「脳神経ニューロパチーと外科療法」をテーマに講義を担当。三叉(さんさ)神経痛、顔面けいれん、舌咽(ぜついん)神経痛の症例を提示し、疾患ごとに手術動画を用いて脳の顕微鏡視野について説明した後、それぞれ病態など詳しく解説した。
閉会後、参加者は口々に「わかりやすく、勉強になった」と声を上げていた。北原副院長は「顔面痛のなかでも、とくに舌咽神経痛は最初に歯科医師にかかる患者さんが多く、診断が難しい。また非常にまれな疾患であるため、各人が経験した症例をもち寄り、症例検討を厳密に施行し、情報を共有する会を開催するべき。歯科医師、医師が確実に診断できるように、歯科関連学会とともに舌咽神経痛の診断基準をつくると良いと思います」と提案。
「患者さんが原因不明の痛みに悩まないよう、お互い協力していきたい」と期待を寄せた。