徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)6月4日 月曜日 徳洲新聞 NO.1136 二面

モーニングレク
救急医療と便秘テーマ
院長らが最新知識共有

篠﨑顧問は岸和田病院の救命救急センターの特徴や今後の展望を説明 篠﨑顧問は岸和田病院の救命救急センターの特徴や今後の展望を説明

セミナー2日目の早朝、院長や徳洲会幹部ら40人以上が集まり第7回モーニングレクチャーを実施した。外科系が多い院長らが、内科系を中心に最新知識を共有するのが目的。昨年始まった同レクチャーは2年目を迎えた。

まずは岸和田徳洲会病院(大阪府)の篠﨑正博・救命救急センター顧問が「救急医療の現状と今後」と題し講演した。患者さんのたらい回しが問題になった救急医療の歴史に触れた後、2012年に開設した同院救命救急センターの特徴を説明。同センターは北米型ER(Emergency Room)と日本型CCM(Critical Care Medicine)を合わせもので、救急車搬送患者さんから救急外来、入院患者さんまで対応する。

さらに大阪府が14年に導入したORION(大阪府救急医療管理情報システム)を紹介。これはICT(情報通信技術)の活用により、病院前情報と病院情報をリンクしてデータを集積できるシステムで、救急隊員による救急搬送先の選択などサポートする。また、今年度より救命救急センターの評価が見直され、従来のA、B、C分類に最高評価のS分類が新たに追加されたことにも言及。同院がS分類を目指す方針を示した。

昨年初めて提示された便秘のガイドラインに基づき解説する太田院長 昨年初めて提示された便秘のガイドラインに基づき解説する太田院長

続いて札幌東徳洲会病院の太田智之院長が「たかが便秘、されど便秘~慢性便秘症診療ガイドライン2017を含めて~」をテーマに講演した。同ガイドラインは日本消化器病学会関連研究会「慢性便秘の診断・治療研究会」が作成。このなかで便秘は「本来、体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義。同ガイドラインが示す慢性便秘症を起こす基礎疾患や薬剤も列挙し、注意を促した。

次に、排便頻度と循環器系疾患の死亡リスクとの関連について論文を紹介。脳血管疾患、とくに脳梗塞と便秘に強い関連がある可能性を示した。治療では3段階にわたる対症療法を説明し、薬剤の投与に関して「腎機能が正常なら酸化マグネシウムでOK」、「刺激性下剤からの脱却は必要」など注意点を挙げた。

PAGE TOP

PAGE TOP