徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)4月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1131 三面

TAVI
麻酔研修に協力
湘南鎌倉総合病院
全国2施設のみ

TAVIの麻酔時のポイントを解説する太田医長 TAVIの麻酔時のポイントを解説する太田医長

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)のカテーテル生体弁システムを製造するエドワーズライフサイエンス社の研修施設に指定され、麻酔科医を対象としたワークショップを開催した。同研修施設は全国で5施設あるが、このうち麻酔関連は2施設のみ。同院の講師は太田隆嗣・麻酔科医長が務めた。

従来のTAVI麻酔では、全身麻酔は術中の合併症評価に有効な経食道心臓超音波検査(TEE)を施行できるが、血行動態が不安定。一方、局所麻酔は血行動態が安定するが、TEEが施行できず、経胸壁心臓超音波検査(TTE)による評価になるという限界があった。同院では、これらのハイブリッドとも言える「局所麻酔でありながらもTEEが試行できる」という麻酔法を実践。太田医長は「この麻酔法が他施設と一線を画しているため、TAVI麻酔研修施設として評価されました」と強調する。

参加者はまず、循環器内科医や心臓血管外科医、診療放射線技師などが参加するハートチームカンファレンスに同席し、術前の症例検討のポイントを学んだ。その後、実際にTAVIの手技を2例見学。手術室に入室してから退室するまでの麻酔科医の役割や業務内容を学び、とくに周術期の輸液管理や血圧変動時の対処、さらに局所麻酔下でのTEE実施時の注意点などを確認した。

続いて太田医長が講義を実施。大動脈弁狭窄(きょうさく)症の病態生理、手技や麻酔の特性を理解しておくことの大切さ、術中の合併症評価でのTEEの有効性などを説明した。「TAVIだからといって気負うことなく、既存の技術の組み合わせで対応することは可能です」と説明したうえで、「麻酔科医だけでなく、ハートチームとしてのパフォーマンス向上が手技を成功に導きます」とまとめた。

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