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Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)4月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1131 四面

がん領域での漢方薬
標準治療完遂サポート

サイエンス漢方処方研究会開く

漢方薬と薬理学の関係について持論を展開する井齋院長 漢方薬と薬理学の関係について持論を展開する井齋院長

静仁会静内病院(北海道)の井齋偉矢院長が理事長を務めるサイエンス漢方処方研究会は3月18日、都内で「The Best Case Studyシンポジウム4」を開催した。同研究会は年1回シンポジウム行っており、今回で7回目。テーマは「がん治療における漢方薬」。2016年からはサマーシンポジウムも開催している。

当日は特別講演1題、教育講演2題、一般演題3題の発表があり、60人を超える参加者は漢方薬それぞれの使い方などを学んだ。

一般演題では井齋院長が「サイエンス漢方処方概論:漢方薬は薬理学で規定できる薬剤ではない」をテーマに講演。漢方薬が非常に多くの微量の化合物の集合体であることの意味付け、ちょうど良いところまで効果が現れると、それ以上効きすぎない理由、そもそも漢方薬の適応のない人が漢方薬を飲んでも何も起こらない理由など持論を展開した。

医師、歯科医師、薬剤師、獣医師などが出席し積極的に意見交換 医師、歯科医師、薬剤師、獣医師などが出席し積極的に意見交換

「漢方薬は構成成分ではなく、漢方薬そのもので作用を考えなければいけません。漢方薬が体内のシステムを正常化した結果、患者さんは自力で病気を克服します。もし患者さんに余力が残っていなければ、漢方薬を服用しても病気を治す応答は引き出せません」と強調。

特別講演では金沢医科大学の元雄良治・腫瘍内科学教授が「現代医療に生かす漢方:がんサポーティブケアとしての意義」と題し講演した。がんに対する攻撃は抗がん剤に任せ、漢方薬はがんを抱えた患者さんを防御する役割を担うべきで、「標準治療を完遂するための漢方」という観点が重要であると主張した。

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