徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)4月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1129 三面

仙台徳洲看護専門学校
6回生51人が門出
2017年度卒業式

仙台徳洲看護専門学校は3月9日、2017年度卒業式を開催した。6回生51人が鈴木美智子校長から一人ひとり卒業証書を受け取り、3年間の思い出と新天地への希望を胸に学び舎を巣立った。徳洲会グループ病院には仙台徳洲会病院、湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)に各7人など計18人が入職した。

鈴木校長(右から2人目)から卒業証書を受け取る卒業生 鈴木校長(右から2人目)から卒業証書を受け取る卒業生

卒業証書の授与に続き、鈴木校長は「卒業後も大切にしてほしい心構えがあります。①自分の考えをしっかりともつ、②相手を許容する心をもつ、③自分の考えを抽象的に述べるだけでなく、それを具現化できる人になる、④相手に関心をもつ――の4つです」と式辞で思いを伝え、エールを送った。

この後の来賓祝辞では、まず一般社団法人徳洲会(社徳)の篠崎伸明・専務理事(医療法人沖縄徳洲会副理事長)が登壇。「“患者さん中心の医療”とよく耳にしますが、患者さんは今の医療に満足しているのでしょうか、患者さんが本当に望んでいることは何なのでしょうか。これは医療界の大きな課題です。皆さんと一緒に考えていきたいと思います」と期待を寄せた。

仙台病院の佐野憲院長は「看護師の良さで病院の良さは決まります。新天地で頑張ってください」と激励。宮城県看護協会の佃祥子会長は「苦しく不安な時はひとりで抱え込まず誰かに相談してください」とアドバイスを送った。

社徳看護部門の佐々木和子部長は、現場で磨いてほしい“5つの力”として、①観察する力、②(患者さんの変化を見すごさないための)感じる力、③相手の立場に立って考える力、④(患者さんや家族に承諾を得るなど)確認する力、⑤行動する力――を紹介。そのうえで「心に届く看護を実践してください」と呼びかけ、卒業生の門出を祝った。

記念品の贈呈後、在校生代表として2年生の多出村理香子さんが「これまで私たち後輩を先導していただき、ありがとうございました」と送辞を述べた。答辞を務めたのは鈴木遥香さん。3年間を振り返り、途中、涙ぐむ場面が見られたものの、「同じ悩みを持つ仲間、支えてくれる家族、先生方のおかげで、ひとりじゃないと思うことができました。目の前の患者さんに寄り添う看護を追求していきたいです」と決意を示した。

3 年間を振り返るとともに新天地での活躍を誓う卒業生 3 年間を振り返るとともに新天地での活躍を誓う卒業生

卒業生の声

小学生時代からの幼なじみだという卒業生の澤田さん(右)と井上さん 小学生時代からの幼なじみだという卒業生の澤田さん(右)と井上さん

地元・仙台市出身で小学生時代からの幼なじみだという澤田藍さんと井上都さん。就職先も同じ仙台徳洲会病院だ。澤田さんは母親が障がい者施設に勤務していることがきっかけで、人を支える職業として看護師を志望。「将来は救急医療のなかで正しい判断ができ、患者さんを救える看護師になりたい」と目を輝かせた。井上さんは「母と姉が看護師で、身近な職業でした。人の役に立てる仕事に就きたいと思い、看護師を目指しました」。“患者さんに優しく寄り添う” 看護師が目標だ。

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