安全に配慮しながら親子が新病院の建設現場を見学

和泉市立病院（大阪府）は8月6日、昨年に続き「夏休み親子病院見学ツアー」を開催した。今年で2回目。同院は、来年4月の新築移転に向けて新病院の建設工事を行っており、目玉として建設現場の見学をツアーに組み込んだ。和泉市内に通学する中学生7人と保護者6人の計13人が参加した。

見学ツアーは昨年同様、現病院で採血（希望者のみ）、CT（コンピュータ断層撮影装置）や血液高速自動分析装置の見学などのほか、今年はさらにミニ健康診断や救急車、アンプルピッカー（注射薬自動払い出しシステム）の見学を新たに実施。

救急車の前ではナース服や白衣を着て記念写真。生徒たちは嬉しそうに撮影に応じていた。実際に病院の減塩食を食べたり、ミキサー食・きざみ食との食べ比べを行ったりもした。最後に新病院を訪れ、建設現場を見て回った。

参加した生徒からは「病院の細かなところまで丁寧に教えてもらったので興味をもった」、「新病院が完成するのが楽しみ」といった感想が上がり大好評だった。

櫛引健一事務長と総務課の野村仁美職員は「来年には新病院に移転し、さらにパワーアップした当院を見ていただけると思います。来年も多くの方々に参加いただけるよう、見学ツアーをより良いものにしていきたい」と話している。