2017年(平成29年)8月21日 月曜日 徳洲新聞 NO.1096 二面
仙台徳洲会病院
スキンケア外来開設
ストーマケアなど中心
仙台徳洲会病院は7月にスキンケア外来を開設した。ストーマ(人工肛門や人工膀胱(ぼうこう)など)ケアや褥瘡(じょくそう)ケアを中心に、江口かつら皮膚・排泄ケア認定看護師が担当する。退院後の患者さんのQOL(生活の質)向上をサポートするのが目的。
「ストーマケアなどを中心に行う」と江口看護師
スキンケア外来は月2回、第1、3火曜日に実施する。メインに行うのはストーマケア。これは、大腸がんや膀胱がんなどで便や尿を排泄するためのストーマを造設した患者さんに、管理方法を指導したり管理の援助をしたりすることだ。褥瘡ケアや手術後の創のケアも行う。
江口看護師が外来を担当し、薬剤の処方や処置などが必要になった場合、外科の加藤一郎医師がサポートをする。
「ストーマを造設したら少なからず生活は変化します。患者さんのQOLを向上させるため、その変化をなるべく小さくできるよう、定期的に支援していきます」と江口看護師。
たとえば、排泄コントロールで悩む患者さんには漏れないための工夫を、外出することの多い患者さんにはおむつや臭い消しの選び方などを教える。食べ物での改善もでき、玉ネギやアスパラガスを食べると便の臭いが強くなるが、ヨーグルトなどの乳製品なら臭いが抑えられる。
褥瘡は体位変換や処置の方法を知らずに悪化させ、入院する患者さんもいる。こうなる前に進行度の確認やアドバイスをする。手術後の創のケアも同様で、自宅でできる傷の洗い方などを指導し、悪化を防ぐ。
今後は同外来の認知度アップのために、院内掲示用のポスターをつくったり、医療講演に訪れた地域の方々や近隣のクリニックなどにチラシを配布したりする考えだ。また、外科のなかにスキンケア外来があるが、これを広く院内全体に周知し、整形外科、心臓血管外科、脳神経外科などの患者さんもサポートしていく構えだ。
江口看護師は「当院に皮膚・排泄ケア認定看護師は私を含め2人いますので、患者さんが増えたら2人で外来を担当していけたら良いと思います」と展望。さらに、スキンケア外来の診察内容を訪問看護にも生かしていきたいという。「患者さんの生活は自宅が基本。長くその人らしい生活が送れるようにお手伝いしていきたいです」と意欲的だ。