徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)8月21日 月曜日 徳洲新聞 NO.1096 一面

ネコのかみ傷で死亡例も
マダニ感染症が増加傾向

写真はマダニの一種で、イヌやネコは最大5ml の血液を失う 写真はマダニの一種で、イヌやネコは最大5ml の血液を失う

昨年、西日本で50歳代の女性が、弱った野良ネコを病院に連れて行こうとして手をかまれ、致死率の高いSFTS(重症熱性血小板減少症候群)を発症し、約10日後に亡くなった。動物から人への感染が確認されたのは、日本ではこれが初めて。

SFTSを疑った症例に出合ったという東京西徳洲会病院外科の飯島広和医長は、「感染症コントロールドクターからマダニの話を聞いていました。その患者さんは血小板が減少し、確定検査のために国立感染症研究所に調査を依頼。幸い感染していなかったのですが、関西圏に多く見られる症例で、夏場は関東圏でも注意が必要です」と話す。

マダニの大きさは5㎜程度、幼ダニ・若ダニは発育のため、成ダニは産卵のために吸血する。SFTSはウイルスをもつマダニにかまれて感染するもので、国内では昨年276人が感染。今年は7月23日現在、180人の患者が出ている。SFTSは毎年60人前後の患者が発生、今年は51人を数える。

「野山でマダニにかまれる人が増えています。また、イヌやネコにかまれたり、ひっかかれたりした時は、応急処置として流水で洗い流し、腫れが出た場合は受診してください。かみ傷が深い場合は、大急ぎで病院へ。抗生物質が効かず、対処療法しかないので厄介な病気です」(飯島医長)

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