徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)4月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1079 二面

難聴はストレスと無関係ではない!?
中林・松原徳洲会病院部長

「早期治療が肝心です」と中林部長 「早期治療が肝心です」と中林部長

松原徳洲会病院(大阪府)耳鼻咽喉(いんこう)科の中林淑郎部長は「難聴は大きく分けると、老化による生理的難聴、病気による難聴、すなわち局所的な病的要素と全身的異常が難聴を引き起こす場合があります。さらに急性と慢性があり、ストレス難聴とされる突発性難聴は、局所的要素と全身的要素の双方を備えています」と指摘する。

ある日突然、何時何分と時刻を特定できるくらい、ある時刻から急に難聴が出現し、その後、同じ状態が続き変動がないのが突発性難聴だ。

「この難聴の特徴は、大きなストレス負荷が引き金になる“ストレス病”と言えます。仕事の変化、人との別れ、冠婚葬祭、責任ある仕事、大病、天災との遭遇などが誘因です。早く異変に気付き、耳鼻咽喉科のある病院で受診することが肝要です。難聴は治療効果の出る時期があって、早ければ早いほど良い。治療のチャンスは一度なので、それを逃すと、どんな大きな病院へ行こうと治療効果は出ません」(中林部長)

初期のある期間内の集中治療が大切。早く治療を開始し、同時に各種の検査を受ける必要がある。

「突発的難聴の原因は、ストレスによる免疫力低下、血管攣縮(れんしゅく)による低酸素ですが、まれに怖い病気が背景にあることもあり、聴神経や平衡神経にできる良性腫瘍(聴神経腫瘍)が見つかることもあります。これがないことをMRI(磁気共鳴画像診断)、とくにガドリニウム造影で脳から内耳道を検討することが大事です」(中林部長)

基本は医師とよく話をして原因を見つけ出すこと。聴力精密検査や純音聴力検査を行い、確定すれば難聴の型、治りの難易度が推測できる。治療の基本はストレスから遠ざかり、ステロイド大量投与による点滴を連日施行。「内服薬も種々併用で、治りの悪い時は早めに高気圧酸素療法を施行します」と中林部長は説明する。

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