徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2016年(平成28年)9月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1049 三面

宮古島徳洲会病院
小中学生が医師体験

第7回の恒例イベントを開催

第7回宮古島ジュニアドクター体験セミナーには12人の生徒が参加 第7回宮古島ジュニアドクター体験セミナーには12人の生徒が参加

宮古島徳洲会病院(沖縄県)は「宮古島ジュニアドクター体験セミナー」を開催した。同セミナーは、命を守る医師の仕事に興味をもつ島内の中学生を主な対象として、医療現場を模擬体験できる機会を提供。同院を挙げての恒例のイベントとして定着しており、今回で7回目を数える。

将来的に宮古島の医療を担ってくれる医師の輩出につなげることが目的で、実際に過去の参加者のなかからは医学部進学者も出ている。参加人数は12人(定員)。男子2人、女子10人で、学年別では中学1年生が9人、2年生が2人、小学6年生が1人という内訳だ。

開会の挨拶で増成秀樹院長は「当院はすべての医師が島外出身者です。今後、当院の診療機能を継続していくには、宮古島出身の方が医師になることが必要になってくると思います」と参加者のなかから未来の医師が誕生することに期待を寄せた。続けて「今日は皆さんの夢の手助けになればと思っています。これから体験することは非日常的なことなので、緊張感をもって楽しんでもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。

生徒たちは白衣に着替えた後、救急部門、内視鏡部門、手術室部門を体験。救急部門では心臓マッサージや除細動器による心肺蘇生法、内視鏡部門では胃カメラの操作による消化器診療、手術室部門ではガウンや手袋を着用し、豚の皮を用いて皮膚切開や縫合・結紮(けっさつ)などをそれぞれ体験した。和気あいあいとした雰囲気のなか、部門ごとにスタッフが丁寧に指導。生徒たちは楽しみながら一生懸命に取り組んでいた。

終了後、中学1年生の女子生徒は「小児科医を目指しています。今日、先生たちから教わったことを記憶にとどめ、医学部に入れるようしっかり勉強を頑張り、みんなに優しい先生になりたいです」と意気込みを語った。また、中学2年生の女子生徒は「先生たちの話を聞いて、今まで以上に医師になりたいという気持ちが強くなりました」と感想を話していた。

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