徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2016年(平成28年)7月4日 月曜日 徳洲新聞 NO.1038 四面

ココロもカラダもいきいき
どこでもカンタン予防体操⑩
正しい姿勢で健康増進~猫背編~

前回に続き、徳洲会かまくら体操クラブ(神奈川県)の篠原あゆ美・副教室長(健康運動指導士、介護予防主任運動指導員)が正しい姿勢に着目した健康体操を紹介します。今回は猫背がテーマ。猫背を直すことで肩こりや腰痛の予防だけでなく、立った時のシルエットも美しく見えます。骨盤との関連も深いので、前回紹介した体操と組み合わせて行うと良いでしょう。

篠原あゆ美・徳洲会かまくら体操クラブ副教室長 篠原あゆ美・徳洲会かまくら体操クラブ副教室長

姿勢の悪さは筋力のバランスを崩し、肩こりや腰痛、疲労蓄積、筋力低下など、さまざまな体調不良の原因になります。前回説明したように、後頭部からでん部にかけて緩やかに波打つ「二重S字」(写真)が正しい姿勢ですが、猫背は胸椎(きょうつい)の後彎(こうわん)がより強く、腰椎(ようつい)の前彎(ぜんわん)が弱くなるため、このS字がCの字に近くなります。そうなると体幹背部から下肢背部の筋群がうまく使えなくなり前後の筋バランスが悪化、やがて筋力低下などを招く恐れがあります。

猫背で筋バランスが崩れているかどうかを自分で確認できる「アライメントチェック」を紹介します。左右のひじと小指を合わせ、そのまま上げていった時にひじがあごまでしか上がらなければ、猫背の可能性が大。背中の筋肉が固まってしまい、それが邪魔して腕が上がりにくくなっています。伸びきったゴムが縮まないのと同様、筋肉も伸びて固まってしまうと、本来の弾力性を失います。もしあごより上に上がらなければ、固まった筋肉をほぐす体操も紹介しますので、実践してみてください。

後頭部からでん部にかけて緩やかな波打ちラインができると正しい姿勢 後頭部からでん部にかけて緩やかな波打ちラインができると正しい姿勢

体操の狙いは、まずストレッチによって肩甲骨まわりの筋肉の収縮を繰り返し行うことで、筋肉の柔軟性を向上させます。縮めることで筋肉は伸びやすくなるのです。その後で、手を組んで引っ張ったり動かしたりすると血流が促され、固まった筋肉がほぐれていきます。筋肉が温まっているお風呂上がりなどに行うと、より高い効果が得られるでしょう。紹介する体操はそれぞれ約5秒間、2~3回繰り返すのが目安ですが、力加減を含め無理のない程度に行うことが基本です。

背中の筋肉を使い正しい姿勢を保つことは、腰まわりの脂肪を付きにくくし、美しい立ち姿にもつながります。とくに最近はパソコンやスマートフォンなどの普及で、何かと猫背になりがちです。ちょっとした空き時間にできますので、ぜひ今回紹介したアライメントチェックと体操を行ってみてください。
アライメントチェック
①両手の平で顔を隠し、左右のひじ・小指をぴったり付ける

①両手の平で顔を隠し、左右のひじ・小指をぴったり付ける

②左右のひじ・小指が離れないように腕を上げていく。ひじの下から口、さらに鼻が見えれば問題なし。そこまでひじが上がらない場合は、猫背の可能性

②左右のひじ・小指が離れないように腕を上げていく。ひじの下から口、さらに鼻が見えれば問題なし。そこまでひじが上がらない場合は、猫背の可能性

背中の筋肉をほぐす体操
①両ひじを開き肩の高さまで上げる。手は組まず頭の後ろ、あるいは耳に添える程度にし、頚部(けいぶ)に負荷をかけないようにする

①両ひじを開き肩の高さまで上げる。手は組まず頭の後ろ、あるいは耳に添える程度にし、頚部(けいぶ)に負荷をかけないようにする

②おへそを見るように顔を下に向け、背中を丸める。この時、息を吐く

②おへそを見るように顔を下に向け、背中を丸める。この時、息を吐く

③顔を上げ、息を吸いながら胸郭を開くように胸を反らせる

③顔を上げ、息を吸いながら胸郭を開くように胸を反らせる

④頭の上で両手を組み、互いに引っ張り合いながらひじを左右に下ろす。肩甲骨まわりの筋肉をしっかり動かす

④頭の上で両手を組み、互いに引っ張り合いながらひじを左右に下ろす。肩甲骨まわりの筋肉をしっかり動かす

※写真は徳洲会かまくら体操クラブの新宅杏奈指導員

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