徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP 45th

病気の治療

medical treatment

心臓血管外科の病気:心室中隔穿孔

左室と右室の間の筋肉が壊死

心室中隔穿孔とは、心筋梗塞のため右室と左室の間の筋肉が壊死し穴が開くことによって左心室と右心室の交通ができ、心機能がさらに悪化する病気です。急性心筋梗塞の2%に出現するといわれています。心筋梗塞の症状以外にさらに悪化する呼吸不全や血圧低下があれば左室破裂、僧帽弁閉鎖不全とともに心室中隔穿孔を疑う必要があります。

胸痛後に呼吸困難が続く

胸痛の後、呼吸困難が続く場合に心室中隔穿孔を疑います。聴診で心雑音が聞こえます。心臓超音波検査でも心室中隔での血流が認めます。どの程度の大きさの穴(穿孔)が開いているかによって、ショック状態に至るものから、軽い呼吸困難まであります。カテーテル検査で穿孔部の右室左室間の血液の流れがどの程度かを調べることもあります。

基本は緊急手術

心機能の悪化により呼吸不全、血圧低下が急激に出現しますので、その治療を含め、なるべく早く手術により心室中隔に開いた穴を閉じる手術が必要です。全身状態が安定している場合は少し時間を置いて心筋梗塞の影響がとれてから手術を行う場合もありますが、突然悪化する場合もあるので基本的には緊急手術になります。人工心肺装置で体外循環を行い、心臓を止めて修復します。修復は穿孔した心室中隔を布状の膜で縫って穴を閉じます。

手術のリスクは高い

急性心筋梗塞そして術前のショック状態を伴っており、回復には時間がかかります。手術の危険性、合併症率も高くなります。

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