
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)12月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1523 4面
徳洲会グループ拡大の1年――。この形容がふさわしい2025年だった。事業承継・M&Aにより10病院、指定管理者制度によって公立の1病院が仲間に加わり、徳洲会グループは90病院に拡大した。“生命だけは平等だ”の理念を掲げ、「いつでも、どこでも、誰でもが最善の医療を受けられる社会」の実現を目指す徳洲会は、グループの発展・拡充を図りながら地域医療の堅持に邁進している。
指定管理に関する協定書を手に東上理事長(右)と小園裕康・公立種子島病院組合管理者(南種子町長)
基幹型臨床研修病院や地域がん診療連携拠点病院などの指定を受けている日鋼記念病院
事業承継・M&Aに関しては、東上震一理事長が『徳洲新聞』1477号(2025年2月3日付)の「直言」で、次のように明記している。
「徳洲会が行うM&Aは、強いものが弱いものを飲み込む資本主義的経済活動とは全く異なるものです。つねに医療の受け手(患者)の利益を最善化することが、徳洲会の基本的な考え方です。徳洲会の運動で一人でも多くの人を幸せにすることが、創設以来一貫した私たちの医療に対する向き合い方です」
その地域に必要な医療を継続し、さらに質を高めて発展させていくことで、患者さんの利益を最善化し、一人でも多くの人を幸せにする。そのために必要であればM&Aを行うというスタンスだ。
今年、徳洲会グループに加わったのは、2月に札幌真駒内病院、野田総合病院(千葉県)、4月に医療法人社団森と海東京・東京蒲田病院、医療法人社団空と大地・大崎病院東京ハートセンター、7月に正和病院(大阪府)、9月に医療法人社団晃悠会・ふじみの救急病院(埼玉県)、同法人・むさしの救急病院(東京都)、10月に公立種子島病院(鹿児島県)の指定管理、11月に社会医療法人母恋・日鋼記念病院(北海道)、同法人・登別記念病院(同)、同法人・天使病院(同)の11病院。
先の直言で東上理事長は「今をグループ成熟に向かう第2の勃興期に」と宣言。そのためグループの拡大とともに、「許可病床という医療を提供する権利」を患者さんのために使い切る施策などを推進し、財政基盤の強化にも全力で取り組んでいる。
札幌真駒内病院は80床の急性期病院、野田総合病院は350床の基幹病院、東京蒲田病院は180床の急性期病院、大崎病院東京ハートセンターは88床の心臓病の専門病院だ。正和病院は165床のケアミックス病院。ふじみの救急病院(20床)とむさしの救急病院(132床)は地域の救急医療などの充実に注力する病院だ。
公立種子島病院は62床を有し、種子島の南部圏の医療を支えている。徳洲会が指定管理者として運営する病院は計4病院となった。日鋼記念病院は室蘭市に位置する348床の地域基幹病院で、登別記念病院は120床の地域密着型病院、天使病院は284床の周産期医療に強みをもつ総合病院だ。