
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)12月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1523 3面
第36回全国介護老人保健施設(老健)大会が11月27日から2日間、山口県で行われた。テーマは「昭和百年、老健 続く。-想いを継ぎ 技を磨き 人を繋ぐ-」。徳洲会グループは19施設が35演題を発表した。このうち、最多の老健吹田徳洲苑(大阪府)の演題を中心に紹介する。
今回も多くの老健施設職員が参集
老健吹田徳洲苑は多様な職種が計7演題を発表した。山本美優・理学療法士(PT)は、褥瘡対策の一環で電子カルテに褥瘡写真を記録し、職員全体が情報共有できるようにした取り組みについて職員アンケートをもとに検証。多職種が迅速に対応できるようになったことを示すとともに、今後も早期発見、早期治癒、新規発症率の低下に努める意欲を見せた。
松井美千子・看護主任は、利用者さんへのアンケートから外国人職員に対する教育を検証。日本語によるコミュニケーションでは、日本語での①介護記録の記載、②委員会への参加、③挨拶――などが重要となる可能性を示した。森岡かおり社会福祉士主任は、短期入所の定着率と稼働率向上に向けた取り組みを発表。病床編成を変え利用しやすくしたりした結果、月平均の利用が開設当初に比べ約3倍増加した。
角谷大河・介護福祉士は、入所オリエンテーションの動画を作成し、入所受入れ時の介護職員の業務効率化つながった試みを紹介。岸田美穂・支援相談員は、通所リハビリテーションの責任者をリハビリスタッフに変更し、ニーズの把握や体験利用の開始などを行った結果、稼働率が回復した事例を紹介。
片岡慎吾・言語聴覚士は、昨年10月に導入した「とろみ自動調理サーバー」による、とろみ茶の品質向上と作業負担軽減を検証。再現性のあるとろみが現場の作業負担軽減、とろみ品質の向上につながり、利用者さんのお茶摂取状況改善にも寄与する可能性を示した。和田福広リハビリテーション室室長(PT)は、亡くなって退所された方のお見送りについて、リハビリセラピストの意識などを検証。今後の老健の役割からも「より前向きに取り組むことが望ましいと考えます」と締めくくった。