
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)05月11日 月曜日 徳洲新聞 NO.1542 3面
「目の前で誰かが倒れた際、つねに救える医師でありたい」と渡邊研修医
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の渡邊大晟・研修医1年次(当時)は、新幹線車内でドクターコールの場面に遭遇、急病人対応を行い、感謝状贈呈を受けた。
渡邊研修医は2月に京都で開催された「1年次研修医中間研修会」を終え、帰路の新幹線に乗車。新横浜駅付近でドクターコールが放送されると、「医師として力になれる可能性がある」と考え、即座に現場に急行した。
意識を失ったイタリア人観光客の男性に対し、居合わせた看護師と連携してバイタル確認や身体診察を実施。研修で学んだABC(気道・呼吸・循環)の確保を基本に、脳出血の可能性などを評価した。さらに、同院の先輩医師に電話で助言を仰ぎ、病態をてんかん発作と判断。誤嚥のリスクを考慮した体位保持を行い、新横浜駅で待機していた救急隊にスムーズに引き継いだ。
今回の経験を通じ、渡邊研修医は「目の前で誰かが倒れた際、つねに救える医師でありたい」と決意を新たにした。「何もない環境下での身体診察の重要性と、医師という存在が周囲に与える安心感の大きさを、あらためて実感する機会となりました。これからの研修も頑張ります」と意気軒高だ。