徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)03月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1536 3面

日常の疑問を臨床研究へ
アカデミックキャンプ開催
徳洲会

徳洲会グループは2月21日から3日間、神奈川県で「第3回徳洲会アカデミックキャンプ 臨床研究ワークショップ」を開催した。グループ内外から21人が受講し、臨床研究の計画立案から統計解析、論文執筆までの一連の流れを実践的に学んだ。

グループ内外から21人が受講し合宿形式で学習 講師を務める森本・主任教授 3日目にはグループごとに作成した研究計画を発表

プログラムは森本剛・兵庫医科大学社会医学データサイエンス部門主任教授が講師を務め、2泊3日の合宿形式で実施。初日の冒頭、権藤学司・湘南大磯病院(神奈川県)院長が挨拶に立ち、「実験をしなくても、一生懸命に患者さんを診ていれば研究のネタは見つかります」と強調。研修医時代から現在まで、手帳に症例や気付きを細かくメモし続けている自身の習慣を明かし、「学会発表のネタ探しに困った際、この数年分のメモを見返すことが非常に役立ちます」と助言した。

参加者はグループワークを中心に、統計ソフトウェアの操作やデータ解析を学んだ。最終日には、各グループがシミュレーション結果を発表。研究計画には「人工骨頭置換術の周術期、少量リドカイン持続静脈内投与が術後疼痛に影響を与えるか」、「夫が産休をとることで妻の産後うつは減るか」、「ロボット支援下大腸癌手術における週前半と週後半の周術期成績の比較」といった臨床現場に即した多彩なテーマが並んだ。

受講した西尾建紀・福岡徳洲会病院麻酔科専攻医は、「これまで解析方法がわからず足踏みしていたが、統計ソフトの使い方を学び、臨床研究をデザインする具体的なヒントを得られました。今年中に論文を書き上げたい」と意欲向上。

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