徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

直言

Chokugen

医療法人徳洲会 理事長
一般社団法人徳洲会 理事長
東上 震一(ひがしうえしんいち)

直言 生命 いのち だけは平等だ~

東上 震一(ひがしうえしんいち)

医療法人徳洲会 理事長 一般社団法人徳洲会 理事長

2026年(令和8年)03月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1536

徳洲会の魂“生命だけは平等だ”の理念
生命を守り幸せ追求することに尽きる
自らの人生を創造する「気概」と「決意」を!

新入職の皆さん、入職おめでとうございます。

新たな門出を迎えた皆さんに、私が確信を持って伝えたいことがあります。それは「人は誰でも、なりたい自分になることができる」という人間社会の摂理です。この言葉は、人生を切り拓こうとする意志を持つ者にのみ与えられる峻厳な事実なのです。今日から始まる皆さんのプロフェッショナルとしての歩みが、実り多きものとなるよう、そして徳洲会での生活が学びの日々であることを願っています。

「人のために生きる」ことこそ 最も尊く最も豊かな人生と確信

徳洲会は創設以来、“生命だけは平等だ”という理念を掲げ、走り続けてきました。私たちの使命は目の前の患者さんの命を救うこと、それはある意味当然の責務です。しかし、追求するゴールはそれだけではありません。私たちは「患者さんの幸せ」と同時に「職員の幸せ」も追求する集団です。職員が自らの仕事に誇りを持ち、成長を実感し、幸せでなければ、患者さんに最高の医療・ケアを提供することは不可能です。あなたが誰かを救うことで得られる喜びが、あなた自身の幸福となり、その幸福のエネルギーがさらに多くの患者さんを救う。この循環こそが徳洲会の理念の真髄なのです。自らが専門職として成長し、自律的に判断し、困難な状況を打破していくプロセスの中にこそ、プロフェッショナルとしての真の生きがいがあります。患者さんの感謝や笑顔という果実を手にした時、それは人生の糧となります。「徳洲会のスタッフとして生きること」に誇りを持ち、自らの意志で人生を切り拓いていくことこそが、グループのあるべき姿なのです。

医療の現場は決して美しいことばかりではありません。時には全力を尽くしても報われない悲しみや、自らの不勉強や無力感に打ちひしがれる苦渋を味わうこともあるでしょう。しかし、その苦しみや痛みは、あなたが「命に対して真摯であった」という証しでもあり、次なる成長のための肥料となるのです。自分の人生の責任者は、組織でも上司でもなく、自分自身です。誰かに与えられた役割をこなすだけの「歯車」になるのではなく、人生を能動的に描き創造する「気概」を持ってください。徳洲会という組織は、その意欲を持つ者に対して、無限のチャンスと挑戦の場を提供します。専門職として「人のためになって生きる」という「決意」が固まった時、あなたの行動は変わり、周囲の環境も変わり、やがて運命そのものが変わっていきます。

皆さんは、なぜ医療の道を選んだのでしょうか。この仕事は決して平坦な道ではありません。しかし、その苦労の先には、他の職業では決して味わえない「人生の意義」があります。苦しんでいる人の手を取り、寄り添い、共に病魔と闘う、そのプロセスに「自分は何のために生きているのか」という問いへの答えを見出すことができます。人のためになって生きる人生こそが、最も尊く、最も豊かな人生であると私は確信しています。

日本最大そして世界へ飛翔する 医療組織に欠かせない新しい力

現在、徳洲会は日本最大の民間医療組織として、全国に網の目のようにネットワークを広げています。離島・へき地医療の維持、高度先進医療の追求、そして開発途上国への医療支援。私たちの成長は止まることなく続きます。なぜなら、まだ救えるはずの命がそこにあり、医療を必要としている人々が世界中にいるからです。

徳洲会がさらに進化するためには、新入職である皆さんの「新しい力」が不可欠です。新しい組織を動かすエンジンになってください。前例がないなら、つくればいい。困難があるなら突破すればいい。その挑戦を受け入れ支援していく土壌が徳洲会にはあります。

皆さんの前には無限の可能性が広がっています。失敗を恐れる必要はありません。恐れるべきは情熱を失い、日常に埋没し、ありきたりな毎日の連続として、日々の医療を捉えることです。昨日と同じ日は一日たりともありません。昨日できなかったことが、できるようになる瞬間があり、同僚の何気ない気遣いに心が動き、患者さんからの小さな「ありがとう」に感激するのです。心の持ちよう一つで、ありきたりな毎日は一変し輝き出すはずです。新たな環境での皆さんの活躍と、徳洲会での飛躍を心より期待しています。

皆で頑張りましょう。

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