徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)02月09日 月曜日 徳洲新聞 NO.1529 3面

大坪・社徳医療安全・感染管理部顧問
医療安全管理の手順書改訂へ

「安全文化の形成が職員の保護と質の高い医療提供に不可欠」と大坪顧問

一般社団法人徳洲会(社徳)の大坪まゆ美・医療安全・感染管理部顧問は「医療安全管理・事故発生時対応手順改訂に向けて~安全な医療提供のためのガイドラインと実務体制~」と題し講演した。高齢化や多疾患併存患者さんの増加にともない、医療安全の重要性が増している現状を指摘。厚生労働省の検討会報告を受け、来年度には省令改正が見込まれるなか、徳洲会としても手順書の改訂を進める方針であることを報告した。

とくに院内の全死亡症例を管理者がレビューし、予期せぬ死亡事例を確実に抽出する体制構築の重要性を強調。重大事故発生時には、1週間以内に発生報告書を提出、1カ月以内に外部委員を含む事故調査委員会を開催し、透明性を担保する必要があると説いた。

調査にあたり、PmSHELLモデルなどの分析手法を用い、個人の責任追及ではなくシステム改善を目指すことが大切であり、現場保全の徹底や詳細な診療録の記載、インフォームド・コンセント(説明と同意)の標準化が、事故調査の質を左右すると強調。最後に、「内部通報制度の活用による安全文化の形成が、職員の保護と質の高い医療提供に不可欠です」と結んだ。

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