徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

直言

Chokugen

大垣徳洲会病院(岐阜県) 院長
間瀬 隆弘(ませたかひろ)

直言 生命 いのち だけは平等だ~

間瀬 隆弘(ませたかひろ)

大垣徳洲会病院(岐阜県) 院長

2026年(令和8年)02月09日 月曜日 徳洲新聞 NO.1529

有能な医療人育て全国さらには世界へ輩出
謙虚な姿勢忘れずキラリと光る病院目指す
基幹型臨床研修病院と災害拠点病院取得へ

当院は木曽三川に育まれた濃尾平野の北西端、水の都として知られる大垣市に、徳洲会グループ66番目の病院として2008年4月に開院しました。初代院長には現・副理事長の大橋壯樹先生を迎え、地域医療の一翼を担う病院として歩みを始めました。病棟からは西に伊吹山や養老・揖斐の山々、東に金華山を望み、天候に恵まれれば御嶽山や恵那山まで見渡せます。この恵まれた景観は患者さんの心の支えにもなっています。また、当院は名古屋駅からJRで約30分の大垣駅に隣接し、交通アクセスの良さも大きな特徴です。

当院が今あるのは徳洲会内外から 多くの皆さんの支援があってこそ

開院当初は、稼働病床146床(一般95床、療養51床)でスタートし、18年2月には許可病床283床(一般181床、回復期リハビリ51床、療養51床)をすべて稼働させることができました。さらに19年9月、心臓血管外科の再開にともないHCU(高度治療室)8床体制となりました。24年4月には病院機能評価(3rdG:Ver.3.0)の認定を受け、25年10月には基幹型臨床研修病院の申請を行いました。

現在、標榜診療科は23科、救急車の受け入れは年間4,500件を超え、西濃医療圏において重要な役割を担っています。今後は敷地内に地上ヘリポートを造設し、災害拠点病院の指定取得を目指しています。医療機器についてもCT(コンピュータ断層撮影装置)2台、MRI(磁気共鳴画像診断装置)2台、放射線治療装置、SPECT(単一光子放射断層撮影装置)/CT、血管撮影装置3台、整形外科用および外科用の手術支援ロボット、72時間対応可能な自家発電装置など、充実した設備を有しています。これらの機能を最大限に生かしつつ、計画的な更新を進めていきたいと考えています。

心臓血管外科は名古屋徳洲会総合病院の先生方に加え、昨年、山中一朗先生、金光尚樹先生を迎え、4人体制となりました。24時間対応が可能となり、症例数も着実に増加していますが、スタッフ育成とともに、手術室の増室を含めた設備拡充が喫緊の課題です。循環器内科も名古屋病院の支援の下、吉岡真吾副院長を中心に精力的な診療を展開し、地域からの信頼も厚くなっています。循環器内科を志す先生方には、ぜひ指導力に定評のある彼の下で学んでいただきたいと思います。

消化器内科は、これまで岸和田&出雲徳洲会病院の先生方にご支援いただいてきましたが、現在は名古屋病院の前田洋平先生を中心に診療を行っています。スタッフが充実してきた外科と連携し、検査・手術件数も増加しており、今後の発展が期待されます。麻酔科は常勤医1人と非常勤医複数人で対応していますが、手術数の増加にともない常勤医の確保が急務です。

透析部門では、長年支えてくださった舘祐二先生の急逝という大きな悲しみを乗り越え、小田和哉先生が常勤として加わってくれました。今後もできる限りの支援を行う所存です。整形外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、放射線科は岐阜大学、眼科は名古屋市立大学から常勤医の派遣を受けています。整形外科では、教授をはじめとする先生方が専門外来や手術に定期的に来院され、高度な医療を提供できています。脳神経外科は林克彦副院長の長年の尽力により、救急隊からの信頼も厚く、一次脳卒中センターとして非常に多忙であり、増員が望まれます。

こうして振り返ると、今の当院があるのは、徳洲会グループ内外の多くの方々の支援によるものであることは明らかであり、心より感謝申し上げます。

今春に公立種子島病院へ医師派遣 SNSを用いた広報展開もスタート

では、当院は今後、どのような病院であるべきか、何を期待されているのか。私は有能な医療人を育成することこそが当院の使命であり、その人材が全国、さらには世界で活躍してくれることを願っています。病院機能評価の認定は、その第一歩でした。今春には公立種子島病院への医師派遣も予定しており、徳洲会病院として、ようやくスタートラインに立てたと感じています。そして次のステップは基幹型臨床研修病院と災害拠点病院の取得です。当院は、まだ成長過程にあります。課題は山積していますが、諦めてしまっては前進できません。SNSの積極的な活用も始めました。謙虚な姿勢を忘れず、キラリと光る病院を目指していきたいと思います。

皆で頑張りましょう。

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