2021年(令和3年)4月5日 月曜日 徳洲新聞 NO.1281 二面
病気のはなし ㊹
薬が効かない重症には手術 花粉症
ヒノキ花粉がピークを迎えている。スギ花粉は飛散時期が長く、1月下旬~5月末頃まで続く。ヒノキはスギよりやや遅れて始まり、2月上旬~5月末まで。イネは5月初旬~6月中旬と8月中旬~9月下旬、ブタクサは8月中旬~9月下旬。ヨモギは9月中旬~下旬、カナムグラは9月初旬~10月上旬まで。つまり日本では正月明けから秋まで、絶え間なく何らかの花粉が飛散していることになる。
花粉症は花粉が鼻の粘膜に付着し、それに反応してつくられた抗体が花粉を体外に追い出すために、ヒスタミンなど化学物質を放出、これにより症状が現れる。代表的な症状は鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみ。人によっては熱っぽさやだるさが加わる。新型コロナウイルス感染症と症状が重なるところもあるが、「嗅覚味覚障害や高熱が出ればコロナの疑いが濃厚になります」と大垣徳洲会病院(岐阜県)の宮田英雄・耳鼻咽喉(いんこう)科部長。コロナ以外にも花粉症と似た症状を呈する疾患があるため、「症状が出たら検査を受けてみてください」(宮田部長)。
治療は薬物療法が基本だが、重症化すれば鼻粘膜を焼灼(しょうしゃく)するレーザー治療を実施することも。しかし最も大切なのは予防で、外出時はマスクやメガネを装着、帰宅時は玄関前で服を払い、鼻うがいをすることで、花粉症は相当防ぐことが可能だという。