徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)2月8日 月曜日 徳洲新聞 NO.1273 一面

佐藤・徳洲会感染管理部会長
基本の対策しっかり 早期発見へ検査体制強化

徳洲会感染管理部会執行部メンバーは昨年1月31日、初めて徳洲会グループとしてのコロナ対策を検討、それから継続してグループ病院・施設に対しコロナへの対応を通知してきた。佐藤守彦部会長(湘南鎌倉総合病院感染対策室部長)が1年を振り返り、今後に向けアドバイスする。

「今後も正しい情報を提供していく」と佐藤部会長「今後も正しい情報を提供していく」と佐藤部会長

「初めてコロナ患者さんを受け入れた当時は、未知のウイルスに対する恐怖がありましたが、グループ全体で患者さんを受け入れていくなかで、対策が確立していきました」と佐藤部会長。しかし、現在、世間を騒がせている変異ウイルスに触れ「第3波の年明け以降に広がっているウイルスは、感染性そのものが変化している可能性があるため、より一層の対策が必要になります」と警鐘を鳴らす。

また、ワクチンにも言及し「通常は10年くらいの長い期間をかけて開発するもの。外国では有効性が示されていますが、副反応や効果の持続性など懸念はあります。また、コロナウイルスはRNAウイルスであり、これは抗原性が変化しやすい特徴もあります。過度の期待は禁物、気を緩めずに対策を続ける必要があるでしょう」と注意を促す。

今後とも「基本の対策をしっかり」取ることが重要だ。WHO(世界保健機関)が啓発する手指衛生の5つのタイミング(患者さんに触れる前、清潔・無菌操作の前、体液に暴露された可能性のある場合、患者さんに触れた後、患者さん周辺の物品に触れた後)を守り、食事中や休憩中などにマスク・ゴーグルをはずしても会話しないことなどを徹底すれば、感染リスクを大幅に減らすことができる。

さらに、早めの検査も大切。現在、グループ病院ではコロナ検査機器の導入を加速、体制を強化している。まだ検査機器がない病院・施設は、職員や同居している家族が異常を感じたら、検査機器を備えている同じブロックの病院で迅速に検査を受けることが重要だ。佐藤部会長は「早期発見は院内・施設内クラスターを防ぐ有効な手段になります」とアドバイスする。

同部会では、継続してグループ病院・施設に向け情報発信していく。「感染管理認定看護師など専門家がいない病院・施設でも、知識や経験を共有できることがグループの強み。今後も正しい情報を提供していきます」と意気込みを話す。

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