2020年（令和2年）6月1日 月曜日 徳洲新聞 NO.1238 三・四面
初期研修医1年次特集
徳洲会グループ
医師としてスタートラインを切り研鑽
入職者数は176人と過去最多
東京西徳洲会病院
2020年度の徳洲会グループの初期研修医は176人（医科168人、歯科8人）と過去最多となった。初期研修期間は臨床研修病院で幅広く研鑽（けんさん）を積み、医師としての土台を固める重要な時期だ。今号では全面にわたり、徳洲会の臨床研修病院21病院に所属する次代を担う1年目の医師と、先輩医師からのメッセージを紹介する。
断らない救急に引かれ――――阿部智也
ハードな研修がしたいと思っていたのと、救急を断らないという点に引かれ、徳洲会病院を研修先に選びました。2年間で、とにかく患者さんを前にした時に体が動くようになりたいです。今、外科の研修に取り組んでおり、とても充実しています。まわりがみんな明るくなるようなムードのつくれる医師になりたいです。
先輩医師からメッセージ
一つひとつ真摯に対応 鈴木大樹・初期研修医（２年目）
臨床研修を始めたことで予想以上のストレスを感じてしまう研修医がいます。よく寝て、よく食べて、心と体の健康を考えつつ、日々勉強し成長していこう！ 一つひとつの仕事に真摯（しんし）に対応することが一番大切だと思います。悩んだ時や何をして良いかわからない時はまわりの人や同期の仲間にぜひ相談してください。
歯科 信頼され安心されるよう――――小西里奈
研修を通じて、感染について学び、抜歯していいのか、それとも危険なのかなど判断をしっかりできるようになりたいです。今は抜歯や手術のアシストに取り組んでいて、麻酔・縫合などを任せてもらえるよう先輩方の手技をしっかり見たいと思っています。将来は患者さんから信頼され安心して治療を任せてもらえる歯科医師になりたいです。
蘇生トレーニングコース「ICLS」を修了
先輩医師からメッセージ
「苦労は買ってでも」北原諄子・歯科医
「苦労は買ってでもしろ」という言葉を、私は座右の銘にしています。どんなに忙しくても患者さんとコミュニケーションを取る時間をつくるよう心がけてください。治療に直接的に関係なくても、内面にアプローチして患者さんと向き合えるようにするためです。
医師として土台となる総合的な診療能力を養う
