徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(平成31年)1月14日 月曜日 徳洲新聞 NO.1167 四面

韓国でワークショップ
札幌病院
中川副院長らが登壇

ワークショップを行った(右から)中川副院長、コンスタンティン臨床研修副委員長、今村専攻医(南部病院)、國本専攻医 ワークショップを行った(右から)中川副院長、コンスタンティン臨床研修副委員長、今村専攻医(南部病院)、國本専攻医

札幌徳洲会病院の中川麗副院長らは、韓国で行われた総合診療の世界大会であるWONCA(World Organization of Family Doctors)でワークショップを開いた。テーマは臨床でエビデンス(論文などによる根拠)を活用する際の思考プロセス。

60人を超える世界各国からの参加者を前に、英語によるプレゼンテーションを行った。

最初に國本尚彦専攻医が同院の紹介とワークショップの主旨を説明、続いて中川副院長が具体的な症例をもとにした課題を提示した。

課題は、高血圧症や脂質異常症などのある60歳男性の症例に対し、心筋梗塞が起こるリスク評価を行い、血中のコレステロールを低下させるスタチンという薬を処方すべきかどうか判断するというもの。

参加者は自らエビデンスを探し出し、中川副院長が提示した課題に向き合った。

途中でシャディア・コンスタンティン臨床研修副委員長が、スタチンの効果やエビデンスの解釈の仕方など説明。最後に南部徳洲会病院(沖縄県)の今村恵専攻医が「医師としての感覚、患者さんの意向、手に入るエビデンスの3つのバランスを考えることが大切」とまとめた。

最終的に参加者の結論は、スタチンの使用・不使用で半々に割れた。この結果に対し中川副院長は「どちらかが正解ということではなく、個別性のある治療を考えるための思考過程を学ぶことが重要。参加者は皆さん積極的に意見を出されたので、各国のエビデンスに対する考え方を知ることができ、私たちも勉強になりました」と満足した様子。

さらに、ワークショップ終了後には10カ国以上の参加者と個別に意見交換も実施。

「人脈を広げることも目的のひとつだったので、とても良い交流ができました。これを札幌病院や徳洲会での診療、研修などに役立てていきたいと考えています」

他にポスター演題では、札幌病院の只野隆幸・初期研修医が「病棟を中心にした総合診療の取り組み」、曺根範(チョグンボム)・初期研修医が「患者さんの国際搬送」をテーマにそれぞれ発表した。

PAGE TOP

PAGE TOP