徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)8月28日 月曜日 徳洲新聞 NO.1097 三面

初の感染管理部会
徳洲会グループ
方向性や課題確認

一般社団法人徳洲会(社徳)は都内で第1回感染管理部会を開いた。徳洲会グループ全体の感染管理に関する部会開催は初めて。同部会の執行部・ブロック長、さらに検査や栄養など各部会から代表者約20人が出席した。

まず同部会担当理事の福島安義・社徳副理事長が部会開催の意義を説明。これまでは看護部中心に感染管理対策を行ってきたが、グループを挙げて取り組んでいくことを強調。介護部門も含め「まとまった組織をつくりたいと部会を設置しました」と明かした。部会長の佐藤守彦・湘南鎌倉総合病院(神奈川県)感染管理対策室医長も「多職種での対応が必要です」と指摘し、部会創設の意義を説いた。

出席者の自己紹介の後、今年度の部会活動として①耐性菌サーベイランス(調査監視)に関する報告、②手指衛生順守調査の実施、③アウトブレイク(感染症集団)発生時のマニュアルおよび報告、部会介入、④感染対策マニュアル、⑤ブロック単位による相互監査活動、⑥介護施設との連携、⑦その他――について協議。

検討課題も議題に挙がり、電子カルテシステムの有効利用や抗菌薬の適正使用、インフルエンザ・アウトブレイクのアラート(警報)システム構築などを話し合った。今後、同部会は定期的な会合を設け、感染管理に関するグループ全体の体制整備を図る。

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