徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)8月28日 月曜日 徳洲新聞 NO.1097 二面

誰でも起こる白内障
小学生に発症例も

「白内障は早期発見がカギ」と湘南藤沢病院の山本部長 「白内障は早期発見がカギ」と湘南藤沢病院の山本部長

白内障は水晶体が濁ることで発症する病気で、水晶体を構成するタンパク質が酸化し、変質することが原因だ。国内の患者数は1,000万人と言われ、加齢によって起こるのは確かだが、小学生でも発症するケースがある。

湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)眼科の山本悟部長は、白内障の予防はできなくても、発症を遅らせたり、発症しても進行を遅らせたりすることは可能なため、早期発見が大事と強調する。

「私が診た小学生はアトピー性皮膚炎で、治療のためにステロイドを使っていました。かゆいので目をごしごしこすったり、拳でかゆい部分をたたいたりすることで外傷性内膜症を発症したのです。日本白内障学会では、加齢以外に4つのリスクファクター(危険因子)を提示しています。白内障は放置すると進行してしまいますので、早期発見がカギになります」

リスクファクターは紫外線、放射線、ステロイド薬、糖尿病の4つ。対策として、紫外線には帽子だけでなくサングラスやメガネの併用が有効。放射線は検査などで被ばくしやすい医療従事者に見られることがある。

ステロイド薬は、アトピー性皮膚炎患者さん以外にも、喘息(ぜんそく)の内服薬として使う吸入薬が原因となる例もある。糖尿病の場合は、罹患(りかん)すると健常者の5倍も白内障になりやすいという。

山本部長は「日本白内障学会では、白内障のサインとしては目がかすむ、日差しをまぶしく感じる、単眼で見た時に物が二重に見える複視を挙げています。そうした場合には、ぜひ眼科を受診してください」と呼びかける。

このほかにも、パソコンの人工光は目に良くないだけでなく、睡眠不足を起こしたり、ドライアイを起こしたりし、視力が低下するなど弊害がある。喫煙も要注意で、長期間タバコを吸っているとリスクが高まる。アルコールの摂り過ぎも同様だ。

山本部長は「バランスの良い食事を摂ることが大切です。ホウレンソウなどに含まれるルテインや、ブドウなどに多いアントシアニン、柑橘類に多いビタミンC、植物油などに含まれるビタミンEを摂りましょう」と、食生活の改善を勧めている。

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