
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)09月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1460 2面

【続報】小林製薬の紅麹サプリメントの健康被害問題について、厚生労働省は原因物質が「プベルル酸」であることを、ほぼ確定したと発表した。プベルル酸はアオカビ由来の天然有機化合物。厚労省と国立医薬品食品衛生研究所が同サプリのサンプルを調査したところ、動物実験で腎毒性を確認。小林製薬の大阪工場と和歌山工場ではアオカビが検出されており、紅麹菌の培養段階で特定のロットにのみ何らかの原因で混入したものと見られる。
同社の発表によると9月22日までの時点で、腎障害で医療機関を受診したのは1,797人、うち入院加療を必要としたのは318人、同サプリを摂取した実態のあった死亡者は122人に上る。初診時の主訴は倦怠感や食欲不振、尿の異常、腎機能障害など。実際に同サプリが死因となったのは何人か、いまだ不明だ。
厚労省は同様の被害が出ないよう、今後の対応を話し合うためのワーキンググループを発足、第1回会議を9月18日に実施した。この問題を受け、機能性表示食品制度の見直しも進められており、今後は因果関係がはっきりしていなくても、被害情報が入れば国にすぐに報告したり、消費者庁が随時立ち入り検査を行ったり対策を講じることが決まった。
同問題に端を発し、消費者庁が機能性表示食品すべてを再点検したが、今のところ同社製品以外では死亡した事例の報告はなかった。