徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)09月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1460 3面
シミュレーターを用いた講習会で蘇生技術を習得
山内病院(神奈川県)は全職員対象のBLS(一次救命措置)講習会を初開催した。BLSは周囲に助けを求めながら胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸、AED(自動体外式除細動器)により蘇生を図る一連のスキル。7月下旬の4日間で、業務の都合などで出席できない職員を除き、計116人が受講した。
同院の医療安全管理者である火山由記子・看護師長は「当院は急変症例が少ないこともあり、急変対応に慣れた職員が少ないことが課題のひとつでした。職員から研修を望む声が挙がっていたため、関連病院である湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)に相談したところ、講師を派遣していただけることになり実施できました」と経緯を説明する。
同院の看護師と救急救命士の計4人が講師を務め、3グループに分かれシミュレーター(練習用マネキン)など用いて実施。受講した看護師は「いざという時に動けるように定期的な訓練は大切だと実感しました」。来年度は院内から講師を輩出して実施したい考えだ。