徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)09月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1460 4面
感謝状を手にする太田総長。その左は三橋所長
札幌東徳洲会病院は小樽検疫所から感謝状を授与された。コロナ禍に新千歳空港や小樽港を訪れた外国人のうち、入国前に体調不良を訴えたり、コロナ陽性になったりして、ホテル療養となった方に対応し、国内への感染症の侵入・拡大防止に尽力、検疫措置の実施に貢献したことが理由。6月6日に三橋康之所長(現・厚生労働省大臣官房付)が来院し、太田智之総長が感謝状を受け取った。
同院は検疫所からの依頼に応じ、看護師がホテル療養中の患者さんに電話で体調確認をしたり、急変しそうな場合は同院に搬送する段取りを組んだりした。対応時はできる限り、患者さんが話せる言語で応対。
コロナ禍以前から同院は、外国人患者さんを積極的に受け入れており、コロナ禍でもコロナ病床(最大32床)のうち1床を外国人患者さん向けに確保するなど尽力した。太田総長は「こうした体制を整えていたことが、検疫所からの依頼につながったのではないかと思います。感謝状をいただき、大変光栄です」と笑顔を見せる。
今後も継続して外国人患者さんへの対応力向上に努める構え。太田総長は「何かあれば当院が対応するという安心感を地域の方、行政、そして外国人の方に感じてもらえるよう、職員一同、今後も取り組んでまいります」と意気込みを示す。