徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)09月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1460 1面

新生・神戸徳洲会病院──㊥
周産期・小児・救急が基本
地域ニーズふまえた診療体制

「地元で出産できるようにスタッフ一丸で努力します」と石田部長(左から2人目)

神戸徳洲会病院は、医療安全管理体制の改善を図るなかで、診療体制も見直しリスタートする。とくに重視しているのが地域ニーズの高い周産期、小児、救急だ。

周産期では石田剛・産婦人科部長が着任した2022年10月以降、本格的な分娩対応に向け、あらためて環境を整備。妊婦健診に関するスペースや書面を整えたり、緊急対応に関する仕組みを再構築したりしている。

石田部長は「地元の垂水区は出生数が神戸市内で高い地域。しかし分娩対応施設が少なく、ほぼ区外で出産している状況です」と説明、「今は土台づくりの段階ですが、少しずつ体制を強化しながら分娩件数を増やし、地元で出産できるように努めます」と意欲を見せる。

もちろん安全面にも配慮。「小児科医師が増え新生児管理が一層安全に行えるとともに、内科医師が増えたので連携し、合併症妊娠の管理も視野に入れています」と余念がない。さらに助産師や看護師ら熱心なスタッフの対応も特徴のひとつに掲げる。「たとえば助産師が出産後に訪問し相談などに応じる“アウトリーチ”も必要に応じて行うなど、個々のケースに丁寧に対応しています」と強調する。

小児では常勤の小児科医師が昨年9月に1人増え、3人体制に拡充。救急では尾野亘院長が、患者さんの安全を最優先しながら、できる限り受け入れる意向を示している。

これら以外では常勤の内科医師が増加。とくに消化器内科は尾野院長や井上太郎副院長を含め専門医が複数加わった。「地域の皆さまに安全安心な医療、質の高い内視鏡診療を届けるために誠心誠意頑張る所存です」(井上副院長)。同院は、とくに医師が一人体制の診療科を中心に、今後も診療体制の充足を図る予定だ。

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